制球とスピード、相容れない2つを両立させて球界の常識を覆した思考回路

公開日: 更新日:

大谷翔平「二刀流の血脈」父の教えと投打のスケールアップ編】#2からつづく。

  ◇  ◇  ◇

 苦労したのは投手としてだった。

 日本ハム時代に日本人選手最速となる165キロをマークしたように球は速い。しかし、制球がいまひとつだった。

 メジャー1年目の18年は序盤に100マイル(161キロ)をマークしたものの、6月に右肘内側側副靱帯を損傷して故障者リスト入り。その後、新たな損傷も見つかり、10月にトミー・ジョン手術を受けた。

 MLB初の「10登板、20本塁打、10盗塁」をマークして、かのベーブ・ルース以来となる二刀流選手として新人王を獲得したとはいえ、翌19年は投手として全休。20年も2試合に登板しただけだった。

 が、投手として復帰して以降、投球フォームは劇的に変化した。テイクバックをかなりコンパクトにしたのは、手術した右肘に負担のかからない投げ方を模索したからだろう。右肘に移植した靱帯が年を追うごとに馴染むようになったことに加え、これまで以上にさまざまなトレーニングを積んだことによって制球も改善されていく。21年は130回3分の1で54だった与四死球数が、22年は166回で46に減った。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    りくりゅう電撃引退も三浦璃来だけ競技継続の「ウルトラC」…ごく身近にも“前例”あり

  2. 2

    “幼稚さ”露呈した佐々木朗希「報奨金事件」…ド軍日本人スタッフ2名が「7000万円超」もらえず?

  3. 3

    小室眞子さん最新写真に「オーラがない」と驚き広がる…「皇族に見えない」と指摘するファンの残念

  4. 4

    エゴイストのような「人間性」がアウト? ドジャース佐々木朗希にトレード説がくすぶり続ける根拠

  5. 5

    小室圭さん家族3人ショットを「ニューヨーク・ポスト」が報道 1億円以上の新居から居住先、子供の性別まで赤裸々に…

  1. 6

    別居から4年…宮沢りえが離婚発表「新たな気持ちで前進」

  2. 7

    松重豊がついに引退を示唆し2代目探しに言及…「孤独のグルメ」井之頭五郎を継ぐ有力候補者の実名続々!

  3. 8

    佐々木朗希"裏の顔”…自己中ぶりにロッテの先輩右腕がブチ切れていた

  4. 9

    FIELD OF VIEWボーカル浅岡雄也さん 2002年の解散時は重圧で「うつ状態に」…6年前に再始動

  5. 10

    りくりゅうペア大逆転金メダルを呼んだ“かかあ天下” 木原龍一はリンク内外で三浦璃来を持ち上げていた