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JR北海道で相次ぐ自殺…“支配者”を追い詰めた内憂外患

 JR北海道の闇は深そうだ。11年5月に起きた石勝線の脱線事故処理のストレスを苦に小樽の海に身を投げた中島尚俊元社長に続き、15日、余市港で発見された水死体の身元が元社長で相談役の坂本真一氏(73)と判明した。わずか3年で、2人の社長経験者が自殺するのは異常だろう。

 坂本氏が中島氏の後を追ったのはなぜか。
「JR北を巡るレール異常トラブルでは、同社のデタラメ対応を問題視した国交省が、3度目の特別保安監査を実施。年度内に坂本相談役を含め現経営陣を更迭し、刑事告発する方針でした。一方、同社は一連の不祥事の社内調査を行っていて、その結果が16日発表される予定でした。社内外から追い詰められ、逃げ場を失ったのではないか」(同社関係者)

 国鉄分割民営化でJR北がスタートしたときの取締役鉄道事業本部営業部長が坂本氏で、営業課長として坂本氏を支えていたのが中島氏。2人は会社の中枢を歩んで、トップに上り詰めている。石勝線の事故原因もレールデータの改ざんなども、会社の裏も表もすべて知りうる立場だった。

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