覇権争いに終止符…東芝会長退任で完成する「西田シナリオ」

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 東芝の西田厚聰会長(70)が6月にも相談役に退くという。05年に社長に就任し、09年からは会長を務めている。9年間にわたり、東芝のトップに君臨してきた実力者の勇退だ。

 ところが勇退は表向きで、実情は全く違うらしい。
「西田氏が次期会長に指名したのは社長経験のない室町正志取締役(64)。異例中の異例です。何か思惑があるのではないか。業界内は大騒ぎですよ」(業界関係者)

 室町氏は、実は08年から副社長として西田体制を支えてきた。一時は社長候補の声もあったが、西田氏は次期社長に佐々木則夫氏(64=現副会長)を指名した。室町氏は常任顧問に退き、サラリーマン人生に終止符を打ったはずだった。ところが13年6月、なぜか取締役に呼び戻されている。

「今にして思えば、会長含みでの復帰だったのでしょう。西田氏は役員定年内規の70歳なので、今年退任するしかない。ただ、西田会長と佐々木副会長の確執は凄まじく、西田会長は、佐々木氏を会長に“昇格”させたくない。自分の息のかかった人物を会長にするため、室町氏を復帰させたと考えるのが自然です」(経済ジャーナリストの井上学氏)

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