フェレール撃破で錦織ベスト4 準決勝はジョコビッチ濃厚
■ロンドンに詰め掛けた日本報道陣は50人以上
4大大会に比べると日本のファンに馴染みのない今大会。それもそのはずだ。1970年に第1回大会が日本(東京体育館)で行われてから今年45回目。日本人選手の出場は錦織が初めて。日本のファンもメディアも関心がなかった。
自称、「ツアー・ファイナルを初めて取材した日本人」という塚越亘氏は、大会名が「ザ・マスターズ」と呼ばれていた第1回大会の時はアルバイトで会場にいたという。
「それはたまたまですが、取材は1973年のボストン大会から始まり、80年代はニューヨーク、02年からの上海大会も行きました。当時は日本人のライターは珍しくて、仲がよくなった各国の関係者から、自国の試合に招待されたものです。私もツアー・ファイナルの取材は久しぶりですが、今回は日本人記者やカメラマンを合わせて50人以上は来ている。その数に驚くと同時に、感慨深いものがありますね」