羽生結弦はプロ転向で“浅田真央超え”年商100億円! 日本スケート連盟はドル箱失い真っ青

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 2018年平昌五輪で果たした66年ぶりの五輪2連覇など数々の栄光を残し、日本史上最高のスケーターがリンクを降り……いや、降りない。

 19日、フィギュアスケートの羽生結弦(27)が都内で開いた「決意表明会見」。五輪を含むすべての競技会からの“引退”を表明したが、会見の冒頭で「プロのアスリートとしてスケートを続けていくことを決意いたしました」と目を輝かせると、

「羽生結弦の理想を追い求めながら頑張っていくので、これからも戦い抜く姿を見てください」

「不思議ですよね、フィギュアスケートって。現役がアマチュアしかないみたいな感じで。甲子園の選手がプロになっても引退とは言われない。新たなスタートを切ったと思っています」

 と、前向きな言葉を並べた。こだわり続けた4回転半ジャンプについても、「挑戦を続けていきます。よりいっそう取り組んで、みなさんの前で成功させられることを強く考えている」ときっぱりだった。

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 今後はアイスショーなど、プロのアイススケーターとして活躍の場を広げることになるが、スポーツライターの小林信也氏がこう言う。

「フィギュアは、競技生活とプロ生活が分かれている不思議な世界。日本では大変な人気競技で、僕が少し批判しただけでネット上でものすごく攻撃されます。それだけ熱狂的なファンがいて注目度も高いのに、世界大会に出ても賞金だけで生活することは難しい。収入の多くはスポンサーフィ。現役を引退してプロ活動で稼ぐというのは、アスリートとして健全な方向に向かっていくことでもあります」

■浅田真央は収入倍増、年収は軽く5億円超え

 実際、世界フィギュアの優勝賞金は約490万円、四大陸選手権は約160万円。日々のリンク使用代やコーチ費用など練習費を考えれば、大会出場だけでは赤字になるケースが大半だ。羽生はANAと年間5000万円(推定)で所属契約を結び、化粧品メーカーのコーセーなど数社のCMに出演しているが、アマチュアの立場ではいちいち日本スケート連盟の許可が必要なうえ、スケートで得た収入の一部を“徴収”されるなど、さまざまな制約があった。

「17年に引退したフィギュア女子の浅田真央はプロ転向1年目、例えばアイスショーの出演料がアマ時代の1日100万円から2倍の200万円になり、CM出演料は1本5000万円に跳ね上がったといわれます。引退時点で結んでいたスポンサー契約は9社にのぼって、年収は5億円を軽く超えたとフィギュア界で話題になった。浅田以上の実績と世界規模の人気を誇る羽生のCM単価はすでに、プロアスリートでトップクラスの1億円超といわれている。少なくとも今回のプロ転向で年収は浅田の倍以上にはなるはずです」(広告代理店関係者)

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