五輪メダル3個 元スピードスケート高木菜那さんの「転機」先輩からかけられた言葉

公開日: 更新日:

高木菜那さん(元スピードスケート選手・解説者・タレント/31歳)

 2018年の平昌五輪では女子チームパシュートで姉妹揃っての金メダル。マススタートでも金獲得という快挙を遂げた元スピードスケート選手の高木菜那さん。ターニングポイントは五輪初出場だったソチ大会につながる、先輩にかけられた言葉だという。

 ◇  ◇  ◇

「考える」というきっかけになった先輩の一言が私の大きなターニングポイントでした。その言葉のおかげで初めて五輪に出られたと思いますから。だから、私が速くなれたり、強くなれたターニングポイントはそこなのかな、と思います。

 そのシーズンはトレーニングを積んでも調子が上がってこなかったんです。体がうまく使えず、いいタイムが出せない状態が続いてました。

 所属している実業団で先輩と同じトレーニングをしているのに、なぜ上にいけないのか自分ではわからなくて。自分のコーチや先輩やお世話になってきた人たちに「何がダメなのか」「どうしたらいいのか」とよく聞いていました。

 返ってくる答えにはいろんなものがあり、そのアドバイスを試してみてもしっくりこなかったりうまくいかなかったりの繰り返し。

 聞いた中の一人の先輩がこう言ってくれたんです。「まずは自分で考えろ」と。

「そして自分で考えたことに取り組んでみなさい」

 簡単そうで難しいことで、できる人、できない人といると思うんです。

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