ポイントは3つ ドライバーの飛距離が絶対20ヤード伸びる
アマチュアはなぜドライバーが飛ばないのか? それはヘッドスピードが出ていないのが最大原因なのだが、「テークバック」「トップ」「フィニッシュ」の3ポイントをチェックするだけで「驚くほどドライバー飛距離が伸びます」と小野寺誠プロがアドバイスする。
(1)テークバック
「アマチュアは反動をつけて手先だけでクラブをかち上げています。だから上半身(特に左肩)が動かずに、結果、スイングアークもトップも小さくなり、シャフトが持つ性能を引き出していないのです。トップでの手の位置は頭上が理想なのに、右耳から肩の間と低い。これではヘッドスピードが出ずにボールも飛びません」
小さなトップからは無駄な力みが生じて、軌道がブレやすくミート率も悪くなる。ボールに当てることばかりに意識が集中すれば、シャフトをしならせることができないのだ。
そこで上体を捻転して大きなスイングアークをつくるドリルがある。右足の外側にボールをセットする。そしてアドレスからヘッドを低く真っすぐ引いて、バックフェース部分でボールを1メートルぐらい後ろに転がす。これだけで手先ではなく、左肩からヘッドまでが一体となって、飛ばすための大きなスイングアークの準備がまず完成する。