阪神がアレよアレよと首位浮上…球団歴代最多勝利も近づき岡田監督の威光は増す一方

公開日: 更新日:

 あれよあれよと首位に立ったのが、昨季セ・リーグ覇者の阪神だ。

 開幕から2カード連続で負け越すなど、出足こそモタついたものの、24日のDeNA戦は1-3の九回に4点を奪い逆転勝ち。14日からは2つの引き分けを挟んで7連勝を飾った。昨季Vの原動力となった投手陣はチーム防御率1.98と健在。打線も、開幕から2戦連続完封負けを喫した「底」を脱した感がある。今のところは王者の実力を遺憾なく発揮しているといっていい。

 このまま阪神が着実に貯金を積み重ねて連覇を達成するようなら、岡田彰布監督(66)の威光はますます強くなる。

 昨季は前任時の2005年に続いて2度目のペナントを奪取。日本シリーズではリーグ3連覇のオリックスを退け、38年ぶりの日本一にもなった。

 球団の歴代最多勝利監督の座も近づいている。現在1位の藤本定義の514勝まで残り24勝(24日現在)。球宴前にも記録を更新しそうな勢いだ。

 ただでさえ岡田監督の後ろ盾には、親会社の阪急阪神ホールディングスのトップ・角和夫会長兼CEOがいる。そのうえ、「球団史上初の連覇達成となると、それこそ阪神のドンとして聖域化しそうな雰囲気です」とは、さる全国紙記者だ。(つづく)

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    もしやり直せるなら、入学しない…暴力に翻弄されたPL学園野球部の事実上の廃部状態に思うこと

  2. 2

    「たばこ吸ってもいいですか」…新規大会主催者・前澤友作氏に問い合わせて一喝された国内男子ツアーの時代錯誤

  3. 3

    永野芽郁は疑惑晴れずも日曜劇場「キャスター」降板回避か…田中圭・妻の出方次第という見方も

  4. 4

    巨人阿部監督が見切り発車で田中将大に「ローテ当確」出した本当の理由とは???

  5. 5

    「高島屋」の営業利益が過去最高を更新…百貨店衰退期に“独り勝ち”が続く背景

  1. 6

    かつて控えだった同級生は、わずか27歳でなぜPL学園監督になれたのか

  2. 7

    JLPGA専務理事内定が人知れず“降格”に急転!背景に“不適切発言”疑惑と見え隠れする隠蔽体質

  3. 8

    「俳優座」の精神を反故にした無茶苦茶な日本の文化行政

  4. 9

    (72)寅さんをやり込めた、とっておきの「博さん語録」

  5. 10

    第3の男?イケメン俳優が永野芽郁の"不倫記事"をリポストして物議…終わらない騒動