ガーナ戦を前でも飄々顔…西野監督に“ザックの二の舞”不安

公開日: 更新日:

 30日に壮行試合としてガーナと対戦する日本代表。29日は午後5時半から西野監督が公式会見に臨んだ。

 西野監督は「模索しながらチームづくりをしている。されど待ったなしで本大会は迫っている」とコメントしたが、言葉ほどにプレッシャーを感じている様子はなく、初采配となるガーナ戦を前にして、いつも通りのポーカーフェースぶりだ。

 現役時代から西野監督を取材してきた元サッカーダイジェスト編集長の六川亨氏がこう言う。

「21日に始まった千葉での代表合宿でもそうでしたが、W杯監督として日本国民から大注目を受ける立場になっても、立ち居振る舞いは現役選手だった20代の頃から変わらず、飄々とした雰囲気を崩すことはなかった。ロシアでも西野監督は喜怒哀楽を出すことなく、淡々と采配を振るでしょうが、14年ブラジルW杯で指揮を執ったザッケローニ元監督の“悪しき前例”が気掛かりです」

 ザッケローニ元監督はイタリアの名門ユベントス、ミラン、インテルで監督を務めて「修羅場をくぐり抜けてきた」という触れ込みで日本代表監督に就任した。しかしながら、一国の代表を指揮したことはなく、それがブラジルW杯で裏目に出た。思うような試合運びができないとベンチ前でフリーズの連続。選手交代も後手に回り、1分け2敗の大惨敗となった。

 同じく代表監督未経験の西野監督。桧舞台でザッケローニ元監督の二の舞いにならないか? 大きな不安材料である――。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1
    今オフ勃発「FA捕手大シャッフル」…侍Jの巨人・大城、SB甲斐を筆頭に中日、阪神も参戦か

    今オフ勃発「FA捕手大シャッフル」…侍Jの巨人・大城、SB甲斐を筆頭に中日、阪神も参戦か

  2. 2
    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

  3. 3
    国内男子ツアーの惨状招いた「元凶」…虫食い日程、録画放送、低レベルなコース

    国内男子ツアーの惨状招いた「元凶」…虫食い日程、録画放送、低レベルなコース

  4. 4
    3Aでもボロボロ…藤浪晋太郎の活路を開くのは阪神復帰か? 日本ハム、オリックス移籍か

    3Aでもボロボロ…藤浪晋太郎の活路を開くのは阪神復帰か? 日本ハム、オリックス移籍か

  5. 5
    3人兄妹の末っ子だから年上と遊ぶ機会が多く、彼らと遊ぶだけの体力もあった

    3人兄妹の末っ子だから年上と遊ぶ機会が多く、彼らと遊ぶだけの体力もあった

  1. 6
    “辞めジャニ”野村義男は59歳で現役バリバリ!引く手あまたの秘訣は「第三の道」を歩んだこと

    “辞めジャニ”野村義男は59歳で現役バリバリ!引く手あまたの秘訣は「第三の道」を歩んだこと

  2. 7
    巨人・秋広が今季初昇格も阿部監督「全く期待していない」…のんきな性格がアダで早くも背水の陣

    巨人・秋広が今季初昇格も阿部監督「全く期待していない」…のんきな性格がアダで早くも背水の陣

  3. 8
    阪神・岡田監督が密かに温めていた「藤浪獲得プラン」が消滅していた…

    阪神・岡田監督が密かに温めていた「藤浪獲得プラン」が消滅していた…

  4. 9
    当時日本ハムGMだった山田正雄氏が「この性格はプロでやる上でプラスになる」と確信した決定的瞬間

    当時日本ハムGMだった山田正雄氏が「この性格はプロでやる上でプラスになる」と確信した決定的瞬間

  5. 10
    人間性やスタンスが如実に表れたMLB挑戦時の「西海岸かつ小規模都市」へのこだわり

    人間性やスタンスが如実に表れたMLB挑戦時の「西海岸かつ小規模都市」へのこだわり