福留孝介は星野監督にも臆さなかった…「遊んでる」と思われがちなハワイ合宿の全貌
2001年1月はハワイでの自主トレを計画していた。後輩の落合英二、種田仁、小山伸一郎、プロ2年目を終えたばかりの福留孝介も連れていく予定だった。
が、それを知った星野仙一監督は、「何!? ハワイなんか行っとる場合か! 全員伊良湖に行け!」と一喝。すっかりビビってしまった落合、種田、小山は「先輩、今回はやめときます……」とハワイ行きを断念した。
しかし、俺は「いや、僕はハワイで自主トレしたいので、伊良湖には行きません」とキッパリ。孝介もこう言い切った。
「僕もハワイに行きます。ハワイから戻ってきて、伊良湖に合流したとき、体が動けたらいいんですよね。自分でできますので」
すると、星野監督、「それなら行ってくればええやないか。好きにしろ」と手のひら返しである。
ハワイという場所柄、遊んでいると思っている人も結構いるが、現地ではとにかく歩き、走り込んだ。
毎日、最低20キロ。朝は宿泊先のホテルから球場まで1時間ウオーキング。球場でランニングをして、ホテルまで歩いて帰る。午後からゴルフ1ラウンドをカートなしでプレーして、ゴルフ場からホテルまで1時間ランニング。夕食を食べにホテルから市街地まで5~6キロの距離を1時間くらいかけて歩いて行き、帰りもホテルまで歩いた。


















