星野監督と1週間連続の晩飯ざんまい…ハワイ自主トレ中に突然、「星野ですう~」
福留孝介とハワイ・オアフ島で自主トレをしていた2001年1月のある朝、部屋の電話に叩き起こされた。
「おはよう」
「え、誰?」
そう返すと、「分からないんですか?」と急に敬語になった。
「分からん。誰?」
「星野ですう~」
「どこの星野さん?」
「星野仙一ですう~」
え? 監督!? 俺たちが泊まっているホテルなんてまったく知らせていないのに……。
「今、ハワイ着いたぞ。おまえらどこで練習しとるんや?」
星野監督はオアフ島に別荘のマンションを持っているという。休暇のついでに、俺と孝介の様子をチェックしようというわけだ。
その後、カピオラニ公園で汗を流していたが、監督は一向に現れない。いつもなら正午にはいったんホテルへ帰るところだが、ここで引き揚げたら怒られると思い、午後0時半からひたすら200メートルダッシュ。まだ来ない、まだ来ない、と思いながら、やりたくもないダッシュを30本くらいやってヘロヘロになった頃、ようやく監督が来た。


















