巨人救援陣に「マーさんに勝利を」の壮絶プレッシャー…日米通算200勝へ「あと2つ」が遠い
日米通算199勝目はまたもお預けとなった。
巨人の田中将大(36)が昨7日のヤクルト戦で今季4度目の先発マウンドに上がり、5回3分の2、104球を投げて3安打3奪三振4四球2失点。勝ち投手の権利を持って降板したが、2番手の船迫が同点適時打を打たれ、今季2勝目はならなかった。
阿部監督は「結果的には良かったけど、ちょっと重くなっちゃったね。四球も多かったし。慎重に投げてるのは分かったんだけど。でも頑張ってくれました」とねぎらったが、救援陣からはこんな声が噴出しているという。
さる巨人OBがこう言った。
「田中将は100球がメドで5回から6回が基本。日米通算200勝まであと2勝の中、3カ月も二軍で待たされ、やっと巡ってきたチャンス。まして、この日のように1点差で勝っている場面でバトンを渡されたリリーフ陣のプレッシャーは半端じゃない。4月に唯一勝った試合も田中将が5回1失点で降板した後、5人のリリーフ投手が必死につないだ。ある中継ぎ投手は『マーさんになんとか1勝をとみんな必死。でも、これが続くと身が持たない』と漏らしていました」