巨人・田中将大“繰り上げ緊急昇格”の危うさ…完全復調ヤクルト村上宗隆が「落ちないフォーク」狙い打ち

公開日: 更新日:

 3カ月ぶりに巨人の田中将大(36)が一軍に帰ってくる。

 7日のヤクルト戦で、日米通算199勝目をかけて先発予定。井上、西舘、グリフィンの先発ローテ3人が相次いで登録抹消される異常事態を受け、「コンディションはバッチリ」と話していた田中将に声がかかった。「春先投げて以来になるのでかなり久しぶりになるけど、チームは今9連戦中。1つでもアウトを多く取れるように」と決意を語ったが、ずっと一軍に推薦していたという桑田二軍監督は、5回1失点だった7月30日の二軍戦後、田中将についてこう指摘していた。

【写真】この記事の関連写真を見る(09枚)

「スプリット以外のボールは良かった。ストライクからボールに落としたいと思って投げるんだけど、ストライクからストライクに行ってしまっている。そこをなんとか改善したいと練習でも取り組んで、試合で試してみたところを打たれた」

 つまり、決め球であるスプリットが落ち切らないのが問題だという。桑田二軍監督はさらに「もう1個半ぐらいボールがパッと落ちれば、ゴロとか空振りが取れると思う。今そこの練習、修正を本人も取り込んでいる段階」と説明。修正しきれていない状態での緊急昇格なのだ。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    大谷翔平は米国人から嫌われている?メディアに続き選手間投票でもMVP落選の謎解き

  2. 2

    大谷翔平の来春WBC「二刀流封印」に現実味…ドジャース首脳陣が危機感募らすワールドシリーズの深刻疲労

  3. 3

    前田健太は巨人入りが最有力か…古巣広島は早期撤退、「夫人の意向」と「本拠地の相性」がカギ

  4. 4

    新生阿部巨人は早くも道険し…「疑問残る」コーチ人事にOBが痛烈批判

  5. 5

    来春WBCは日本人メジャー選手壊滅危機…ダル出場絶望、大谷&山本は参加不透明で“スカスカ侍J”に現実味

  1. 6

    詞と曲の革命児が出会った岩崎宏美という奇跡の突然変異種

  2. 7

    高市政権にも「政治とカネ」大噴出…林総務相と城内経済財政相が“文春砲”被弾でもう立ち往生

  3. 8

    「もう野球やめたる!」…俺は高卒1年目の森野将彦に“泣かされた”

  4. 9

    連立与党の維新が迫られる“踏み絵”…企業・団体献金「規制強化」公明・国民案に立憲も協力

  5. 10

    新米売れず、ささやかれる年末の米価暴落…コメ卸最大手トップが異例言及の波紋