中日ドラ1ルーキー金丸夢斗が待望のプロ初勝利!10試合目で“1.11”の無援護地獄からようやく解放
長かった。
中日のドラフト1位左腕、金丸夢斗(22=関大)が昨7日の阪神戦に先発して8回6安打3失点。今季10試合目の登板にして、待望のプロ初勝利を挙げた。
5月5日のプロ初登板で6回2失点と好投しながら、黒星デビュー。その後も援護に恵まれない試合が続いた。この日の試合前までQS(6回で自責点3以内)率は77.8%と高水準を維持するも、過去9試合での平均援護点は1.11。失点が許されない展開が重圧や力みにつながったのか、先月31日の巨人戦では六回途中6失点と大炎上していた。
この日はしかし、味方打線が三回までに5得点と活発で、マウンドを降りた八回までに8点の大量援護をもらった。
「序盤はバタバタしましたけど、やっと勝つことができて良かった」
初めてのヒーローインタビューで声を弾ませたルーキーは続けて、「なかなかいい姿を見せられなくて悔しかった。10度目の正直で勝つことができ、いい姿を見せられたと思います」と、登板日には必ず球場に足を運んで声援を送る両親にも感謝した。