斉藤和巳を「誰もが認めるエース」に変えたのは…ドラ1入団当時はいかにもな「ヤンチャ坊主」だった

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元ソフトバンク広報・田尻一郎氏による「鷹の真実」(第20回=2024年)を再公開

 日刊ゲンダイではこれまで、多くの球界OB、関係者による回顧録や交遊録を連載してきた。

当事者として直接接してきたからこそ語れる、あの大物選手、有名選手の知られざる素顔や人となり。当時の空気感や人間関係が、ありありと浮かび上がる。

 今回はあの斉藤和巳氏について綴られた元ソフトバンク広報・田尻一郎氏による「鷹の真実」(第20回=2024年)を再公開。年齢、肩書などは当時のまま。 

  ◇  ◇  ◇

 当時のホークスで誰もが認めるエースといえば、現在四軍監督を務める斉藤和巳です。杉内俊哉や和田毅らエースと呼ばれた投手たちも、「どうやったら和巳さんを追い越せるんだろうか」と常に考えていたほどです。

 南京都高校から1995年ドラフト1位で入団当時は、いかにもな「ヤンチャ坊主」。ポテンシャルはありましたが、身体能力に任せて、ただ投げているだけ。そんな和巳が変わったのは、現監督の小久保裕紀の影響が大きかった。

 98年に小久保と和巳はいずれも右肩を米国で手術。術後、リハビリに励む小久保の姿を目の当たりにして、和巳は「俺はこのままじゃダメだ」と痛感し、野球に対する姿勢が急激に変わりました。小久保に心酔するようになり、2人でヒーローインタビューを受けた時は明らかに舞い上がっていたほどです。

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