貧打巨人は「セ2位からの下剋上」に舵切ったか…阿部監督が主砲・岡本和真に送った“意味深メッセージ”
「あと一押しだったけどね……」
巨人の阿部慎之助監督が力なく言った。11日の中日戦で、六回まで毎回走者を出しながらゼロ封負け。雨天中止となった阪神のマジックを28に減らしてしまった。
【写真】この記事の関連写真を見る(10枚)
初回、二回と先頭打者が出塁しながら、併殺で好機を潰した。先頭の2番・佐々木が安打で塁に出た四回は、ヒットエンドランのサインに3番・泉口が空振りして盗塁失敗。強攻策がことごとく裏目に出た。
ゼロ封負けは今季10度目。チーム打率はリーグ2位の.242ながら、303得点は同4位と、相変わらずの得点力不足がチームに暗い影を落とす。左肘靱帯損傷で長期離脱中の岡本和真が今月中旬にも復帰予定で、その主砲の帰還を貧打解消の切り札とする算段だったのだが……。