日本ハム北山亘基を動かす貪欲な向上心…新背番号で好投も「まだまだ納得していない」
「欲を言えば最後までいきたかった。まだまだ納得していない。後半戦、もっとチームを勢いづけられるように頑張りたい」
昨6日の西武戦で8回を2安打無失点に抑えて自己最多の7勝目(3敗)を挙げた日本ハムの北山亘基(26)がこう言った。
七回までに許したのは内野安打1本のみ。八回1死一塁からデービスに右前打を浴びるなど2死満塁とされたこともあって、九回は柳川のリリーフを仰いだことに納得がいかなかったようなのだ。
ここまで4完投は同僚の伊藤と金村に並んでリーグトップ。この日で規定投球回数に達して防御率1.45は同2位だ。
新庄監督の発案で2日前に背番号が「57」から「15」に変わった。先発の柱としての働きを続ける北山への期待の表れ以外の何物でもない。それに応えるピッチングをしても「納得していない」のは、「日本一に向けて託されたチームの思いを投球に反映していかなきゃいけない」という自覚があればこそ。今年の目標である2ケタ勝利も時間の問題か。
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