ゴルフ
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ミスに容赦がないハリエニシダのラフ、本場リンクスの原野で味わう「天国と地獄」
リンクスが持つ魅力を一言で表すならば、ゴルフの原点に向き合えることである。日本や米国のゴルフ場は人工的に整備されているが、リンクスはそうではない。フェアウエーのうねり、深く厳しいラフ、タコツボのような深いバンカー、いずれも自然の地形...
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誰でもシングルの腕前になる、最も大事なのは正しく構えること
30歳でプロ野球を引退後に初めてゴルフに触れた父は、一つ一つの動きをすべて考えながら「スクエア打法」をつくり上げていきました。 生前言っていたのは「野球は腕相撲のようなもので、その人が持っているパワーがものをいう。極論だけど...
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スイング理論の原点は「どんなスポーツでも正しい動きをすれば結果は伴う」
日刊ゲンダイ読者の皆さん、初めまして。後藤光です。 尾崎将司さんや中嶋常幸さんを指導した父・修が唱えたゴルフ理論が「スクエア打法」です。 父は2019年に亡くなりましたが、どのようにして「スクエア打法」を生み出したの...
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「エリカ様」はスタイルも抜群! 原英莉花が腰の手術を乗り越え3年ぶり2度目のV
ボールを握った右手を高々と掲げ、ファンの声援に応えているのは原英莉花(24)。 日本女子オープン最終日、首位発進の「エリカ様」が1イーグル、3バーディー、1ボギーの68で回り、通算15アンダーで3年ぶり2度目の大会制覇を果た...
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原英莉花が国内メジャー3つ引っ提げ米ツアー挑戦 お手本は古江彩佳の「メンタル操縦術」
【日本女子オープン】最終日 「どん底」からの復活劇に涙はなかった。 1日の日本女子オープン最終日(福井・芦原GC海コース=6528ヤード・パー72)。通算11アンダー首位発進の原英莉花(24)が68をマークし、通算15ア...
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岩井明愛には思わぬ誤算で「完全」消滅…3週連続Vへ挑むシーサイドコースの“異変”
【日本女子オープン】第2日 雨とやや強い海風が吹いた初日とは打って変わり、この日は秋晴れのベストコンディション。スコアを伸ばす選手が続出し、2アンダー18位発進の菊地絵理香(35)は10バーディー2ボギー。大会記録タイの64と...
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ダンカンさん(3)ジャンボさんが特番で「大丈夫だよ、寝ろ」 恐る恐るティーを口にくわえた貴重体験
フライデー襲撃事件の謹慎中、たけしさんにお願いしてラウンドさせてもらいながら、軍団のみんなはそこそこプレーできるようになるんです。 バブルの頃だったので、当時は1ラウンドのプレー代が3万円ぐらい。スコアは、たぶん100は切れ...
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岩井明愛は感覚派 2週連続の完全優勝で一回りスケールが大きくなった
岩井明愛が「住友生命レディス東海クラシック」で自身初の完全優勝を達成し、その翌週「ミヤギテレビ杯ダンロップ女子」で史上4人目の2戦連続完全Vと勢いが止まりません。今季3勝目を挙げてポイントランクも3位につけて、年間女王タイトルが視野...
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フェースの開閉が少ない トレビノのスイングは50年経った今でも世界最高レベル
この連載も最終回。タイトルこそ変われど30年以上にわたってゴルフスイングを検証してきたが、昔も今も、ショットメーカーと呼ばれるツアープロのスイングには共通点がある。 体の使い方やクラブの振り方には個性があっても、スイング中に...
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ロイヤル・ドーノックのスタートホールは思いのほかやさしかった
スコットランドのリンクスというとセントアンドルーズがあまりにも有名だが、世界中のリンクス好きが「一度はプレーしてみたい」と憧れるのがロイヤル・ドーノックだ。 全英オープンの開催コースではないが、リンクスのランキングでは常にト...
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国内男子ツアー最高峰の「日本OP」に海外トッププロが見向きもしない理由
国内男子ツアーの最高峰といわれる「日本オープン」(大阪・茨木CC西コース)が来月12日から始まる。 最高権威の大会というのも、「ゴルファー日本一を決める大会」と主催の日本ゴルフ協会(JGA)が勝手にお題目を唱えているだけであ...
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米挑戦見据える原英莉花が首位T岩井明愛に1打差の好発進 史上初「3週連続完全V」に待った!
【日本女子オープン】第1日 3週連続優勝なら史上3人目。4日間首位を守っての完全Vなら史上初。その可能性を残したのが岩井明愛(21)。ボギーフリーの5アンダートップタイでファンを沸かせたが、1打差の5位タイにつけた原英莉花(...
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アマチュアがコースラウンドで守るべき「2つの決まり事」
早いもので5月にスタートした本連載も、今回が最終回です。 「練習しないでも、練習場に行かなくても80台が出せるようになる」をテーマにレッスンしてきました。 最後は実際のコースラウンドでスコア80台、あるいは少しでもいい...
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100切りを目指すアベレージゴルファーに「ワンクッション」は不要
コースラウンドでグリーン回りからアプローチする時、皆さんはどのようなことを考えますか? 日本のゴルフ場は打ち上げの砲台グリーンが多いですから、ファーストバウンドをグリーン手前の傾斜に当ててボールの勢いを殺す「ワンクッション」...
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日本女子オープンが28日開幕 岩井明愛「3週連続完全V」を阻む主催JGAからの“挑戦状”
国内女子の「最高峰」に位置づけられる日本女子オープンの優勝スコアは、2017年から5年連続で2桁アンダーだった。 昨年(千葉・紫CCすみれC)は、連覇を果たした勝みなみが通算3アンダー。国内ツアー史上最長(6839ヤード・パ...
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久常涼が21歳で「欧州初V」 若手プロの“海外チャレンジ”がどんどん加速する
国内外で21歳のフレッシュな男女プロが大活躍です。 今年から欧州ゴルフのDPワールドツアーに予選会を突破して戦う久常涼(21)が、ルーキーイヤー25戦目の「カズー・オープン・ド・フランス」で初優勝という、うれしいビッグニュー...
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アプローチに使うクラブは2本に限定する
コースラウンドでのアプローチの際に使うクラブは決まっていますか? このレッスンはスコア100を切ることが目標です。そのためにはサンドウエッジ(SW)か、状況によってはパターを使う、という2択がベストです。SWよりもアプローチ...
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国内敵なし岩井明愛 史上4人目の2週連続完全Vも…海外では苦戦しそうな「弱点」データ
【ミヤギテレビ杯 ダンロップ女子オープン】 初日から首位キープの岩井明愛(21)が最終日も69とスコアを伸ばして逃げ切り、前週「住友生命レディス東海クラシック」に続いて2戦連続の完全優勝を遂げた。15年イ・ボミ、18年申ジエ、...
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ボールの手持ちがなくなったケース
海越えのショートホールで何発もミスショットして紛失。とうとうキャディーバッグ内のボールストックがなくなった。 前進4打のローカルルールがないホールなので、とにかく海を越えないといけないが、こんなケースはルール上どうなる? ...
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勝みなみ、西村優菜、渋野日向子…帰国中の女子海外組「シード当落線上」プロの胸中
【ミヤギテレビ杯 ダンロップ女子オープン】第1日 大会名にもあるように今大会の特別協賛は住友ゴム工業(ダンロップ)。ボールやクラブ契約を結ぶ選手が37人も出場している。そのうち、米女子ツアーを主戦場とする「海外組」からは畑岡奈...
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トップからダウンの切り返しは…右肩を支点に手で時計回りの半円を描く
ヘッドをインサイドから下ろしているつもりなのに、スマホで自分のスイングをチェックするとヘッドが外から下りている……。 前回も紹介したが、昔も今も、アマチュアの多くは右曲がりのスライスに悩み、この悩みをかかえている人の大半はダ...
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ダンカンさん(2)芹澤信雄プロから「ダンカンさんには二度と教えたくない」とダメ出し
フライデー事件の謹慎中に、たけし軍団のメンバーはもとより、たけしさんもゴルフにのめり込むようになって「ビートたけしのスポーツ大将」(テレビ朝日系)という番組でもゴルフを取り上げるようになりました。 その時にお付き合いしてくれ...
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あるか岩井姉妹の米ツアー最終予選会受験「電撃決断」 古江彩佳も締め切り直前エントリー
22日開幕のミヤギテレビ杯ダンロップ女子オープンに、岩井明愛・千怜(21)の双子の姉妹も参戦する。先週の大会に優勝した姉の明愛は現在、世界ランク39位。千怜は56位。10月10日時点で75位以内なら米女子ツアーの最終予選会(Qシリー...
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名門ゴルフクラブには「初心者向けコース」もちゃんと併設されている
スコットランドの首都エディンバラから北に370キロ。セントアンドルーズから約5時間のドライブで、ドーノック湾の海岸線に広がる「ロイヤル・ドーノック・ゴルフクラブ」に到着する。 この偉大なリンクスコースを知ったのは、今から遡る...
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米澤蓮は独学で学んだ珍しいタイプ 自分の世界観を持ち初シード獲得へ前進
プロ3年目の米澤蓮がいま賞金ランク54位につけ、初シード獲得(65位まで)に向けて大きく前進しています。 岩手県出身であり、アマ時代は「東北高校選手権」3連覇、「東北ジュニア」5勝と東北では敵なしの強さを誇り、大学2年生で出...
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ヘッドと手元は同距離で アプローチはバウンスをうまく滑らせる
スコア100を切れずに、「アプローチは得意」というアマチュアに、まずお目にかかったことはありません。それだけアマチュアの多くはアプローチを苦手にしていますが、アドレスを見ると原因がすぐにわかります。 グリーン回りからピンまで...
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アプローチは「スイング」ではなく「ストローク」 ボールが飛びすぎないように構える
今回からアプローチショットがテーマです。 ただ、ドライバーなど飛距離を出すことが目的の「フルスイング」とは体の使い方が全く異なります。 グリーン回りの数ヤードから、長くても20~30ヤードほどのアプローチショットでは...
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アマチュアは「どこで汗をかくか」を見極めること 常に全力では無駄な労力を使っている
アマチュアはコースに出ると1打1打、一生懸命にプレーしています。 それはとても素晴らしい姿勢ですが、すべてのショット、パットに全神経を集中しているのに、なかなか好スコアに直結していません。どうしてでしょう? ツアー競...
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岩井明愛は涙の2勝目 プロにとっては緊張が強いられる完全優勝が一番難しい
ゴルフにはいろんな勝ち方があります。 男子大会の「ANAオープン」に勝った44歳の谷原秀人と、「日本シニアオープン」初優勝の54歳になる藤田寛之はともに最終日最終組でプレーして逆転勝利でした。 谷原が3打差3位発進、...
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プレーの線上にスプリンクラーヘッドがあるケース
グリーンサイドにボールが止まったが、目の前にスプリンクラーヘッドがあった。プレーの線上だがウエッジで打つ場合は問題ないが、パターを使う場合は障害になる? こんなケースは、ゼネラルルールではどんな救済方法があるのか? ①...