日本記録保持コースの支配人を直撃「-32にはどんな“仕掛け”が?」…大安売り大会でも「-30」止まりのまさか
【ISPS HANDA 夏に爆発 どれだけバーディー取れるんだトーナメント】
それでも「30」止まりだった。
主催者の意向で、バーディーが取りやすいセッティングで行われた今大会。狙い通り、3日目までは1日で10アンダーをマークする選手が出た。17日の最終日は一時、強い雨が降るコンディションながら好スコアが続出。
通算30アンダーに届いた米沢蓮(26)と比嘉一貴(30)のプレーオフとなり、2ホール目に比嘉が勝った。ちなみに、25アンダー以上は9人もいた。
主催者は今年、この大会を創設するにあたり日本ゴルフツアー機構に「50アンダー出てもいいコースにして欲しい」との要望を出し、国内72ホール最多アンダーパー記録(32アンダー)の更新を願っていた。総距離は7000ヤード未満と短く、ピンも左右や奥の厳しい位置には切らなかったが、それでも30アンダーが限界だった。
72ホールで32アンダーを出したのは2022年のカシオワールドオープン優勝のC・キム(35)。舞台はKochi黒潮CC(7335ヤード)だった。キムの4日間のスコアは64、66、64、62。20アンダー以上はキムを含めて7人いたが、その後の同大会の優勝スコアは2年連続14アンダー。22年だけ、どんな“仕掛け”をしたのか。同コースの八木敦士支配人に聞いた。