クマ出没試合で大健闘、永嶋花音ちゃんはなぜ覚醒したのか? とにかくクラブを思いっ切り振っていた
クマの出没で初日が中止。無観客で開催された新規大会の「明治安田レディス」は、小祝さくらちゃん(27)が通算15アンダーで優勝。ボクがコンビを組んだ永嶋花音ちゃん(23)は1打差2位タイと大健闘でした。「タラレバ」ですが、17番か18番のバーディーパットが入っていれば、さくらちゃんとのプレーオフになっていたと思うと残念でなりません。
それにしても、「クマが出た」の一報には驚きました。開幕前日の16日のことです。プロアマ戦の最中に、後輩のプロキャディーが9番ホールからクラブハウスへ向かう途中、木から落ちてきた小グマを発見。大会スタッフに連絡し、プロアマ戦が急きょ中止になりました。本戦も1日短縮され、金曜日からの3日間大会に。花音ちゃんは気持ちも体調も17日の開幕に合わせてきたので、実際にラウンドしておくことが翌日につながると判断。お父さんとも相談し、会場からほど近い仙台ヒルズGCで9ホール回りました。この時、すごくクラブが振れているし、グリーンも外さない。パットのタッチもよく、「このゴルフなら間違いなく勝負できる」という予感は的中しました。