能登半島地震の被災地を訪れ愕然、生々しい現場に言葉を失い、被災者の本当の苦労が初めてわかった
前週は男子ゴルフの「リシャール・ミル チャリティートーナメント」(石川・能登CC)で大嶋宝君とコンビを組みましたが、残念ながら決勝ラウンドへ進めませんでした。
この大会は「#能登のために」をテーマにした新規大会で、賞金総額(1億円)の5%が選手会から、昨年1月に起きた能登半島地震.9月の豪雨の被災地支援に充てられます。また、開幕前にはたくさんの女子プロが会場にやってきて、男子プロとのチャリティーペアマッチが行われ、大いに盛り上がりました。
僕は大会中、コースから車で30分のところにある家の2階に泊まっていました。家主の野田武志さんは先輩キャディーの知人で、今は金沢在住なんですが、お兄さんが住んでいた能登の実家があの地震でほぼ全壊し、今は取り壊したそうです。幸い、ご家族の皆さんは無事だったそうです。
地震直後の能登は、道路も段差と地割れでまともに車が通行できない状態でも、野田さんは金沢から何度も飲料水などを運んだそうです。そんな危険な道ですから夜間は走れないし、「昼間でもパンクする車が多かった」と野田さんは説明してくれました。先週だって道路の端にコンクリートの残骸などが積み上げられていて、「復興は遠い」という印象を受けました。