井上トシユキ
著者のコラム一覧
井上トシユキITジャーナリスト

1964年、京都市生まれ。同志社大学文学部卒業後、会社員を経て、98年からジャーナリスト、ライター。IT、ネット、投資、科学技術、芸能など幅広い分野で各種メディアへの寄稿、出演多数。

AAA浦田直也の謝罪会見「反省の色が見えない」と批判殺到

公開日: 更新日:

 上原多香子の炎上事件では、途中参戦した夫がひとりで大暴れしたことで、結果的にその夫本人が所属する劇団を辞めざるを得なくなってしまった。お笑い芸人の闇営業での炎上も、知らぬ存ぜぬで突っぱねようとして全面降伏が遅れたことで事態をこじらせてしまい、長引く大問題へと発展させた。

 自分の気持ちが納得していなくとも、どうにかして早めに炎上の幕引きを図らなければ、周囲や所属先にも悪影響が及び、最後は自分の不利益として跳ね返ってくる。上原の夫の退団、芸人の解雇や謹慎という結末を見れば、いずれにせよ、いったん炎上したものは早期に鎮火させた方がよいとわかる。

 その点、AAAの浦田直也が4月下旬に酔って見知らぬ女性に暴行をはたらいた事件では、浦田側の初動が非常に早かった。逮捕され、釈放後に間を置かずに謝罪会見を開いたのだ。夜の会見とはなったが、それでもこれまでと比べれば迅速な対応といえる。ところが、この謝罪会見によって本格的に炎上したのだから、どうにもしようがない。

 この会見までは、実はネットでもそれほどひどく炎上していたわけではなかった。もちろん、非難する声は上がっていたのだが、それを上回るファンによる擁護の書き込みがあったためだ。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1
    日本球界今オフを襲うポスティング地獄…“予備軍”もゴロゴロ、空洞化ますます加速

    日本球界今オフを襲うポスティング地獄…“予備軍”もゴロゴロ、空洞化ますます加速

  2. 2
    佐々木朗希とのただならぬ関係…陰で糸引く「黒幕」は大船渡高時代の韓国遠征まで追いかけた

    佐々木朗希とのただならぬ関係…陰で糸引く「黒幕」は大船渡高時代の韓国遠征まで追いかけた

  3. 3
    ついに国民年金65歳まで納付案が…政府がヒタ隠す「年金積立金250兆円」という都合の悪い真実

    ついに国民年金65歳まで納付案が…政府がヒタ隠す「年金積立金250兆円」という都合の悪い真実

  4. 4
    キムタクを縛り続ける《公称176cm》のデータ…「Believe」番宣行脚でも視聴者の関心は共演者との身長比較

    キムタクを縛り続ける《公称176cm》のデータ…「Believe」番宣行脚でも視聴者の関心は共演者との身長比較

  5. 5
    裏金自民に大逆風! 衆院3補選の「天王山」島根1区で岸田首相の“サクラ”動員演説は大失敗

    裏金自民に大逆風! 衆院3補選の「天王山」島根1区で岸田首相の“サクラ”動員演説は大失敗

  1. 6
    「白鵬の弟子」押し付け合い勃発! あちこちから聞こえる師匠譲りの不穏な評判

    「白鵬の弟子」押し付け合い勃発! あちこちから聞こえる師匠譲りの不穏な評判

  2. 7
    キムタクと9年近く交際も破局…通称“かおりん”を直撃すると

    キムタクと9年近く交際も破局…通称“かおりん”を直撃すると

  3. 8
    キムタク主演ドラマがまさかの1ケタ…“考察”慣れしすぎて王道スポ根が楽しめない?

    キムタク主演ドラマがまさかの1ケタ…“考察”慣れしすぎて王道スポ根が楽しめない?

  4. 9
    全国紙が全国紙でなくなる?「新聞販売店」倒産急増の背景…発行部数の激減、人手不足も一因に

    全国紙が全国紙でなくなる?「新聞販売店」倒産急増の背景…発行部数の激減、人手不足も一因に

  5. 10
    大谷は徹底した個人主義、思考回路も米国人…ゴジラ松井とはメンタリティーに決定的差異

    大谷は徹底した個人主義、思考回路も米国人…ゴジラ松井とはメンタリティーに決定的差異