著者のコラム一覧
鎮目博道テレビプロデューサー、コラムニスト、顔ハメ旅人

テレビプロデューサー、コラムニスト、顔ハメ旅人。テレビ朝日で社会部記者を経て、報道・情報系を中心に番組ディレクター、プロデューサーを務め、ABEMAの立ち上げに参画。2019年8月に独立。近著に『アクセス、登録が劇的に増える!「動画制作」プロの仕掛け52』(日本実業出版社)、『腐ったテレビに誰がした? 「中の人」による検証と考察』(光文社)、メディアリテラシーについての絵本『それウソかもよ? うちゅうじんがやってき た!のまき』

危険を伝えるため?「ひるおび」に批判…なぜあの映像が流れてしまった? 台風中継のカメラワークが決まる仕組み

公開日: 更新日:

 だって「街中が浸水してしまっている」ということを象徴的に表しているわけですからね。仮に服をたくし上げて脚を出している人がオッサンだったとしても同じようにカメラマンは撮影したのではないでしょうか。生中継という「せいぜい数分の間に、生でその場で起きていることを伝えるしかない状況」で、カメラマンとして選べる被写体は相当限られてるわけですし、瞬時に判断せざるを得ないわけですからね。「ズームしてる時間が長すぎる」というご批判もあるみたいですし、確かに少し長い気は私もしますけど、生での瞬時の判断としては非難すべきほどのことではないです。

 それより良くないのは「放送されてしまってる被写体が、映されてるのを分かっていない状況に置かれていて、しかも映ることを拒むことが出来ない状況だ」ということです。水没してる街を歩いてたら、知らないうちに撮影されて全国にその姿を晒し、しかもネット上にそれが残り続けるというのは、どう考えても酷い話です。

 最近のニュースの生中継は「どうにも避けようがない」というのが本質的な問題ではないでしょうか。機材も小さくなってるし、無人カメラや車の中からの中継では「いま撮られている」ということに気づくことすら不可能です。あともうひとつの本質的な問題は「あちこちでやたらめったら生中継してる」ということ。どのニュースも情報番組も、あまりに安直に生中継に頼りすぎです。

■関連キーワード

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    萩本欽一〈47〉気仙沼ちゃんは民宿4軒経営の大女将に 説教してテレビで夫を募集させた甲斐があった

  2. 2

    阿部慎之助にした「今ならパワハラで即クビ」の指導&落合博満から学んだ仰天トレーニング

  3. 3

    モグライダーともしげが埼玉の中高一貫ミッションスクール聖望学園で打ち込んだアメフト《26年夏番外編》

  4. 4

    千葉秋季大会開幕も専大松戸が「来春センバツを狙う」と宣言できない切実なチーム事情

  5. 5

    萩本欽一〈46〉斉藤清六が泣きながら持ってきた1000万円、追い返そうと思って貯金額を聞いたら驚いた

  1. 6

    広島4番栗原に敵将・落合監督は「四球でいい」と助言を…

  2. 7

    timelesz猪俣周杜「傷害容疑で逮捕」に“ダブルでガッカリ“…ファンの計り知れない失望

  3. 8

    菊池風磨はジャニー喜多川氏の“推薦”もあって慶大総合政策学部に進学 仕事の合間に1日10時間の猛勉強

  4. 9

    萩本欽一〈45〉斉藤清六を全国区にした誰も知らない裏話 “弟子入りNG”から評価を一転させたんです

  5. 10

    4度結婚した宇野千代の“不倫”をNHK朝ドラ「ブラッサム」はどう描く?「カーネーション」は真正面から