グローバル時代の先の「囲い込み」の時代

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 集団的自衛権の行使容認をめぐる議論が続いている。
 安倍首相は「日米同盟の深化・強化のための法的な整備基盤」と強調。ゴールデンウイーク明けには有識者懇談会の報告書が提出される見込みだ。一気に解釈改憲が進む恐れもある。

 時の政権の考えひとつで国家の骨格や顔つきが変わっても構わない――およそ民主主義とかけ離れた安倍首相の蛮行には怒りを覚えるが、歴史の流れをつぶさに見ても、行使容
 認の是非は熟慮すべき問題だと分かる。
 ベルリンの壁が壊された1989年から世界は雪解けに向かった。
 米国を中心とした資本主義諸国と、ソ連や中国に代表される社会主義諸国が緊張関係にあった東西冷戦は終わりを告げ、世界は垣根のないグローバル時代に突入する。

 ドル基軸の事実上の崩壊も、グローバル化に拍車を掛けた。中心と呼べる国家のない世界で、ヒト、モノ、カネが自由に行き交う。

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