自民裏金議員は収支報告書の「訂正」も悪質だった…NPOの詳細調査で判明した“タチ悪”議員の名前

公開日: 更新日:

 安倍派を中心とした自民党派閥パーティーを巡る裏金事件。悪質な裏金処理をしていた議員らはその訂正も悪質だった。

 NPO法人「情報公開クリアリングハウス」が、2018年からの5年間に裏金化していたことが判明している国会議員(元職含む)99人について収支報告書の訂正内容を調べたところ(ウェブ公表がないなど確認できない人を除く)、手練手管が見え隠れする訂正や「こんなのあり?」という訂正が散見されたという。22日詳細なリポートを公表した。

 収入については、多くの議員が裏金分全額を派閥からの寄付として追加計上している。しかし一部で、議員個人からの寄付や借入金として記載していたもの、パーティー券収入としていたものを減額して派閥寄付に振り替える訂正を行っていた。これらは「不記載」とは言えず、明らかな「虚偽記載」である。

 また、記載済みの個人寄付やパー券収入に裏金を合算した上で、派閥寄付として訂正するパターンもあった。この合算処理からは、個人の手元に残す資金(裏金)と報告書に記載する表の金を意図的に分けていたことがわかり、恣意性が高いという。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    DeNA三浦監督まさかの退団劇の舞台裏 フロントの現場介入にウンザリ、「よく5年も我慢」の声

  2. 2

    日本ハムが新庄監督の権限剥奪 フロント主導に逆戻りで有原航平・西川遥輝の獲得にも沈黙中

  3. 3

    佳子さま31歳の誕生日直前に飛び出した“婚約報道” 結婚を巡る「葛藤」の中身

  4. 4

    国分太一「人権救済申し立て」“却下”でテレビ復帰は絶望的に…「松岡のちゃんねる」に一縷の望みも険しすぎる今後

  5. 5

    白鵬のつくづくトホホな短慮ぶり 相撲協会は本気で「宮城野部屋再興」を考えていた 

  1. 6

    藤川阪神の日本シリーズ敗戦の内幕 「こんなチームでは勝てませんよ!」会議室で怒声が響いた

  2. 7

    未成年の少女を複数回自宅に呼び出していたSKY-HIの「年内活動辞退」に疑問噴出…「1週間もない」と関係者批判

  3. 8

    清原和博 夜の「ご乱行」3連発(00年~05年)…キャンプ中の夜遊び、女遊び、無断外泊は恒例行事だった

  4. 9

    「嵐」紅白出演ナシ&“解散ライブに暗雲”でもビクともしない「余裕のメンバー」はこの人だ!

  5. 10

    武田鉄矢「水戸黄門」が7年ぶり2時間SPで復活! 一行が目指すは輪島・金沢