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西田亮介氏が分析 東京都議選の雪崩現象と「ポスト真実」

 脊髄反射的だと思います。もっとも「わざわざ投票に行くなら都民ファーストに投票する」ように都民ファーストが仕掛けた作戦勝ちともいえますが。

  ――秋葉原での「安倍帰れコール」。都議選で象徴的な現象でした。

 仕掛けた人や秋葉原に集まった人たちは、秋葉原というネットに親和的な場所でコールが湧き起こるとどんなインパクトを持ちうるのか、ということをよく分かっていたといえそうです。体制側のみならず相対するグループの中にも、こうした仕掛けに気づき始めている人たちがいる。

  ――よく分かっているというのは?

 メディアが動く力学についてです。現場の実際の盛り上がりよりも、シンボリックな場所で、あるインシデント(事象)が起きた時に、ネットがどう盛り上がり、それを見たマスメディアが取り上げ、さらにどのような政治的影響力を持ちうるのか、といった全体の構図をイメージできるかどうかということです。最近ではネットとマスメディアが直結するようになりましたが、そのメディア環境に対する介入は、2000年代に自民党が組織的に始めました。今度の選挙では都民ファーストは相当意識的でしたし、小池さん自身も分かっている。それからシールズに代表される市民派の中にも同様のグループが出てきました。13年にネット選挙が解禁されたこともあり、日本政治も少しずつ新しいメディア環境に適応しつつあると思います。

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