東京15区補選は初日から大炎上! 小池・乙武陣営を「つばさの党」新人陣営が大音量演説でヤジる異常事態

公開日: 更新日:

 予想を超える異常事態だった。今後の政局を占う衆院3補欠選挙が16日、告示。28日の投開票に向け、選挙戦がスタートした。9人が立候補し、カオスな状況になっているのが東京15区だ。乱立する候補者の中で注目されているのは、無所属新人の作家・乙武洋匡氏。何かと目立つ小池都知事のバックアップを得て、優位な展開が予想されたが、のっけから“大炎上”だ。

【写真】この記事の関連写真を見る(32枚)

 ◇  ◇  ◇

 乙武氏は16日午前、選挙区である江東区内のJR亀戸駅前で第一声。開始前、小池知事が率いる「ファーストの会」の関係者が会場整理を行う中、突如、現れたのが「つばさの党」新人の根本良輔陣営だった。

 選挙カーを乙武氏の車にピタリと寄せ、街頭演説の準備を開始。乙武氏の応援に入った国民民主党の玉木代表が車上でスピーチを始めるや、まるで妨害するかのように大音量で演説をブチ始めたのだ。

 その内容は凄まじかった。「玉木! この状況で国民民主党はいらないんだよ!」と一喝。乙武氏が演説し始めると、過去の女性スキャンダルを引き合いに「“5股不倫”の説明が先だ」「あなたのアソコの一本が“一本大満足”だったんじゃないですか!?」などとヤジったのだった。

■「おい小池!」と絶叫

 開始から30分ほどで小池知事が登場すると、根本陣営はさらにヒートアップ。

「学歴詐称疑惑についてちゃんと答えろよ!」などと批判を展開。乙武陣営の巨大な選挙カーを指さし「おい小池! こんないい選挙カーに乗って庶民の気持ちなんか分かるのかよ!」とも非難していた。根本氏本人や陣営関係者は、乙武氏の選挙カーの対面に位置する電話ボックスによじ登り、マイク片手にディスり続けたのだ。

■関連キーワード

最新の政治・社会記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • 政治のアクセスランキング

  1. 1

    これぞ維新クオリティー!「定数削減法案」絶望的で党は“錯乱状態”…チンピラ度も増し増し

  2. 2

    やはり進次郎氏は「防衛相」不適格…レーダー照射めぐる中国との反論合戦に「プロ意識欠如」と識者バッサリ

  3. 3

    「日中戦争」5割弱が賛成 共同通信世論調査に心底、仰天…タガが外れた国の命運

  4. 4

    「おこめ券」迫られる軌道修正…自治体首長から強烈批判、鈴木農相の地元山形も「NO」突き付け

  5. 5

    「おこめ券」に続き“やってる感”丸出し…鈴木農相がひっそり進めるもう一つの肝いり政策

  1. 6

    高市政権「調整役」不在でお手上げ状態…国会会期末迫るも法案審議グダグダの異例展開

  2. 7

    「台湾有事」発言から1カ月、中国軍機が空自機にレーダー照射…高市首相の“場当たり”に外交・防衛官僚が苦悶

  3. 8

    維新が手にする血税は33億円…定数削減へチンピラまがいの圧力、税金原資にキャバクラ&ショーパブ代支出の疑い

  4. 9

    レーダー照射で日中対立激化…習近平指導部による「高市威圧」次のシグナル

  5. 10

    黄川田地方創生相が高市政権の“弱点”に急浮上…予算委でグダグダ答弁連発、突如ニヤつく超KYぶり

もっと見る

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    「おまえになんか、値がつかないよ」編成本部長の捨て台詞でFA宣言を決意した

  2. 2

    これぞ維新クオリティー!「定数削減法案」絶望的で党は“錯乱状態”…チンピラ度も増し増し

  3. 3

    「おこめ券」迫られる軌道修正…自治体首長から強烈批判、鈴木農相の地元山形も「NO」突き付け

  4. 4

    査定担当から浴びせられた辛辣な低評価の数々…球団はオレを必要としているのかと疑念を抱くようになった

  5. 5

    岡山天音「ひらやすみ」ロス続出!もう1人の人気者《樹木希林さん最後の愛弟子》も大ブレーク

  1. 6

    12月でも被害・出没続々…クマが冬眠できない事情と、する必要がなくなった理由

  2. 7

    やはり進次郎氏は「防衛相」不適格…レーダー照射めぐる中国との反論合戦に「プロ意識欠如」と識者バッサリ

  3. 8

    ドジャース佐々木朗希の心の瑕疵…大谷翔平が警鐘「安全に、安全にいってたら伸びるものも伸びない」

  4. 9

    黄川田地方創生相が高市政権の“弱点”に急浮上…予算委でグダグダ答弁連発、突如ニヤつく超KYぶり

  5. 10

    2025年のヒロイン今田美桜&河合優実の「あんぱん」人気コンビに暗雲…来年の活躍危惧の見通しも