維新赤っ恥!藤田幹事長の“お膝元”大阪・大東市長選まさかの敗北…党勢拡大のやり口に有権者NO

公開日: 更新日:

 勢いに陰りか。「維新の会」が隆盛を誇るはずの大阪で、大東市長選(21日投開票)が維新公認候補の敗北に終わった。同市を含む衆院大阪12区は日本維新の会の藤田幹事長の地元。何があったのか。

 今回の市長選は、3期務めた現職の東坂浩一市長が4選不出馬を表明したことで、新人3人が争う構図に。維新は大東市長選で初の公認候補として石垣直紀前市議を擁立。無所属新人の逢坂伸子元市課長と、無所属新人の松浦哲朗元中学校教諭(共産推薦)としのぎを削った。結局、1万7204票を獲得した逢坂氏が石垣氏に約2000票差をつけて接戦を制した。

 維新内部はまさかの敗北に激震が走るが、無理もない。大阪12区は幹事長の地元でありながら、四條畷市長選(2020年)と寝屋川市長選(23年)も落としているからだ。

 来年4月に開幕を控える大阪・関西万博の準備をめぐるゴタゴタも“維新離れ”に拍車をかけている感は否めないが、地元の政界関係者は次のように解説する。

「藤田幹事長の“お膝元”なので、当然、市長候補を出さないわけにはいかないし、事前の調査では維新が候補を立てれば他の候補にダブルスコアをつけられるとの見立てすら出ていた。楽観視されていたものの、肝心の人選がまったく進まず、候補者が正式に決まったのは告示の1週間前。『維新の看板なら勝てるやろ』ということで急きょ、市議の石垣さんに白羽の矢が立ったのです。いくら幹事長の地元でも、急ごしらえの候補者では勝てませんよ」

■関連キーワード

最新の政治・社会記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    侍ジャパンに日韓戦への出場辞退相次ぐワケ…「今後さらに増える」の見立てまで

  2. 2

    大谷翔平は米国人から嫌われている?メディアに続き選手間投票でもMVP落選の謎解き

  3. 3

    阪神の日本シリーズ敗退は藤川監督の“自滅”だった…自軍にまで「情報隠し」で選手負担激増の本末転倒

  4. 4

    “新コメ大臣”鈴木憲和農相が早くも大炎上! 37万トン減産決定で生産者と消費者の分断加速

  5. 5

    侍J井端監督が仕掛ける巨人・岡本和真への「恩の取り立て」…メジャー組でも“代表選出”の深謀遠慮

  1. 6

    巨人が助っ人左腕ケイ争奪戦に殴り込み…メジャー含む“四つ巴”のマネーゲーム勃発へ

  2. 7

    藤川阪神で加速する恐怖政治…2コーチの退団、異動は“ケンカ別れ”だった

  3. 8

    支持率8割超でも選挙に勝てない「高市バブル」の落とし穴…保守王国の首長選で大差ボロ負けの異常事態

  4. 9

    大谷翔平の来春WBC「二刀流封印」に現実味…ドジャース首脳陣が危機感募らすワールドシリーズの深刻疲労

  5. 10

    和田アキ子が明かした「57年間給料制」の内訳と若手タレントたちが仰天した“特別待遇”列伝