「ブラック オア ホワイト」浅田次郎著

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「私」は、再会した大学時代の友人・都築君が住む高級マンションで、かつて商社マンとして世界中を駆け回っていた彼の話に耳を傾ける。バブルの頃、商談のため滞在したスイスのホテルで眠れなくなった彼が硬い枕を所望すると、執事が白と黒、2つの枕を持参して「ブラック オア ホワイト?」と問うた。

 白い枕を選び、最高の夢を見た彼が、翌日、黒い枕を使用すると、同じ設定なのにまったく結末が異なる夢を見る。休暇先のパラオや新規事業のため滞在した北京など、各地で見た啓示に満ちた夢に都築君は次第に現実生活を侵食されていく。

 一商社員の夢を通して近代日本を描く長編。(新潮社 1500円+税)



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