テレ朝「ドクターX」好スタート 日テレ逆転へ放つ“二の矢”は
米倉涼子(39)がフリーランスの天才外科医を演じるドラマシリーズ第3弾「ドクターX~外科医・大門未知子~」(テレビ朝日系)が初回視聴率21.3%を叩き出して上々の滑り出し。米倉を筆頭に、テレ朝関係者は思わず、安堵の顔を浮かべ、米倉もスタッフのために高級焼き肉の豪華弁当を手配したという。
「テレ朝の制作幹部は今年度、平均視聴率21.3%で最高記録を樹立したフジの『HERO』超えを狙っています。12年に放送された第1作は平均19.1%、昨年の第2作は23.0%。今回、『HERO』超えを実現できれば、局のイメージアップに直結する話だけに必死です」(事情通)
テレ朝には野望がもうひとつ。年間視聴率のプライム帯(19~23時)で日テレに一矢報いようと躍起なのだ。今月5日現在で、日テレが全日(6~24時)が8.4%、プライム12.4%、ゴールデン(19~22時)12.4%。対するテレ朝はそれぞれ7.2%、11.3%、10.7%。テレ朝は1.1ポイント差のプライム帯で、奇跡の大逆転を狙っているというのだ。
もっとも、問題は可能性があるかどうか。「ドクターX」が平均視聴率20%超えを達成しただけでは逆転はまず無理だろう。