高野孟
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高野孟ジャーナリスト

1944年生まれ。「インサイダー」編集長、「ザ・ジャーナル」主幹。02年より早稲田大学客員教授。主な著書に「ジャーナリスティックな地図」(池上彰らと共著)、「沖縄に海兵隊は要らない!」、「いま、なぜ東アジア共同体なのか」(孫崎享らと共著」など。メルマガ「高野孟のザ・ジャーナル」を配信中。

「負けの形作り」しかできない民主党こそが安倍政権暴走のA級戦犯

公開日:  更新日:

 公明党はそれなりに抵抗したとは思うが、集団的自衛権解禁を何が何でも閣議決定に持ち込もうとする安倍政権の暴走を食い止めることはできそうにない。どうして連立離脱覚悟で頑張れなかったのかと、もどかしい限りだが、それよりもこの事態を許したA級戦犯として糾弾されるべきは、痩せても枯れても野党第1党の民主党である。

 海江田万里代表は20日過ぎになってから、ようやく腰を上げて「集団的自衛権の行使は今の時点では不要」という線で党内を取りまとめるよう、党安保総合調査会会長の北沢俊美・元防衛相に指示したという。今さら何を言ってるんだ。それならそれで最初から党論をまとめ、ガンガン論争を仕掛けて公明党を援護すればよかったじゃないか。もう負けが決まりかけているところでこんなことをしても、将棋などでいう「負けの形作り」でしかない。

 どういうことなのかと民主党内に探りを入れると、「海江田は、前原誠司・元代表の“海江田降ろし”の動きを恐れて身動きができないでいた。前原の仕掛けが不発に終わったので、今頃になって取りまとめを指示したんでしょう」と某ベテラン議員は言った。

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