著者のコラム一覧
古谷彰子愛国学園短期大学准教授

早稲田大学大学院卒。早稲田大学時間栄養学研究所招聘研究員、愛国学園短期大学准教授、アスリートフードマイスター認定講師。「食べる時間を変えれば健康になる 時間栄養学入門」「時間栄養学が明らかにした『食べ方』の法則」(ともにディスカヴァー・トゥエンティワン)などがある。

【こんにゃくゼリー】朝は腸内環境改善、夜は血糖値抑制に役立つ

公開日: 更新日:

 こんにゃくゼリーは、日本の伝統食品であるこんにゃくを手軽に食べられるように加工した食品です。こんにゃく自体は奈良時代に中国から伝わり、平安時代には貴族の食文化の一部となったそう。江戸時代に製造技術が発展し、こんにゃく芋を粉末化して保存できる技術が進んだことで、日本各地で広く食べられるようになったのです。

 こんにゃくゼリーは20世紀後半に登場。ダイエット食品や健康食品として注目を集めたのはご存じの方も多いのでは? 従来とは違った、ゼリー状の食感に間食としての需要が高まったのです。

 そんなこんにゃくゼリーの主成分であるこんにゃく粉には、水溶性食物繊維の一種であるグルコマンナンが豊富に含まれています。グルコマンナンは水を吸収すると膨らむ性質を持つので、胃の中で満腹感を得やすく食べ過ぎを防ぐ効果が期待されています。また、腸内の水分を保持しながら蠕動運動を促進するため、便通を整える作用も。

 さらに、グルコマンナンは食後の血糖値の上昇を緩やかにし、糖尿病予防に役立つ可能性が報告されているのです! 特に、グルコマンナンを含む食品を食前に摂取することで糖の吸収速度を抑え、インスリン分泌の負担を軽減できる報告があります。

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