3頭すべてに弱点…凱旋門賞で日本馬の成績散々だった理由

公開日: 更新日:

 オルフェーヴルによって一時は近づいたはずの世界制覇が、また少し遠のいた――。日本時間で5日(日)の23時30分発走の仏GⅠ凱旋門賞(ロンシャン競馬場、芝二千四百メートル)で日本馬3頭はいずれも大きな見せ場はつくれなかった。

 馬場状態は“良”で、勝ったのは昨年の勝ち馬トレヴ。時計は2分26秒05だった。

 日本の最先着はハープスターで6着。ジャスタウェイが8着で、ゴールドシップは14着と散々な結果に終わった。

 オルフェが2年連続で2着し、今年は日本のトップクラス3頭が遠征。「今度こそ」というムードが漂っていたが、実はいずれもが大きな弱点を抱えていた。

 ハープスターは3歳牝馬とあって斤量は軽くても、キャリアが浅く、環境の変化によるプレッシャーは大きい。また、フルゲート20頭立てでこれまでのように外を回して届くのか、という懸念があった。

 ゴールドシップは重い馬場は得意でも、近年の凱旋門賞はほとんどが直線での瞬発力勝負。こういうレースは最も苦手としている。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1
    日本球界今オフを襲うポスティング地獄…“予備軍”もゴロゴロ、空洞化ますます加速

    日本球界今オフを襲うポスティング地獄…“予備軍”もゴロゴロ、空洞化ますます加速

  2. 2
    佐々木朗希とのただならぬ関係…陰で糸引く「黒幕」は大船渡高時代の韓国遠征まで追いかけた

    佐々木朗希とのただならぬ関係…陰で糸引く「黒幕」は大船渡高時代の韓国遠征まで追いかけた

  3. 3
    ついに国民年金65歳まで納付案が…政府がヒタ隠す「年金積立金250兆円」という都合の悪い真実

    ついに国民年金65歳まで納付案が…政府がヒタ隠す「年金積立金250兆円」という都合の悪い真実

  4. 4
    キムタクを縛り続ける《公称176cm》のデータ…「Believe」番宣行脚でも視聴者の関心は共演者との身長比較

    キムタクを縛り続ける《公称176cm》のデータ…「Believe」番宣行脚でも視聴者の関心は共演者との身長比較

  5. 5
    裏金自民に大逆風! 衆院3補選の「天王山」島根1区で岸田首相の“サクラ”動員演説は大失敗

    裏金自民に大逆風! 衆院3補選の「天王山」島根1区で岸田首相の“サクラ”動員演説は大失敗

  1. 6
    「白鵬の弟子」押し付け合い勃発! あちこちから聞こえる師匠譲りの不穏な評判

    「白鵬の弟子」押し付け合い勃発! あちこちから聞こえる師匠譲りの不穏な評判

  2. 7
    キムタクと9年近く交際も破局…通称“かおりん”を直撃すると

    キムタクと9年近く交際も破局…通称“かおりん”を直撃すると

  3. 8
    キムタク主演ドラマがまさかの1ケタ…“考察”慣れしすぎて王道スポ根が楽しめない?

    キムタク主演ドラマがまさかの1ケタ…“考察”慣れしすぎて王道スポ根が楽しめない?

  4. 9
    全国紙が全国紙でなくなる?「新聞販売店」倒産急増の背景…発行部数の激減、人手不足も一因に

    全国紙が全国紙でなくなる?「新聞販売店」倒産急増の背景…発行部数の激減、人手不足も一因に

  5. 10
    大谷は徹底した個人主義、思考回路も米国人…ゴジラ松井とはメンタリティーに決定的差異

    大谷は徹底した個人主義、思考回路も米国人…ゴジラ松井とはメンタリティーに決定的差異