3頭すべてに弱点…凱旋門賞で日本馬の成績散々だった理由

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 ジャスタウェイは二千四百メートルがダービー以来のうえに、今回は約4カ月ぶりの実戦。7月以降に出走していない馬は69年のレヴモスを最後に勝っていなかったのだ。これらは週中に日刊ゲンダイが指摘していたことである。

■いつものパターンでも勝てなかった

 今回もハープスター、ゴールドシップは最後方から。ジャスタウェイはその少し前という位置取り。直線はジャスタだけが最内に進路を取ったものの、少し差を詰めるのが精いっぱい。一方、ハープとゴールドは大外へ。それで豪快に差し切れるほど、ヨーロッパの馬は弱くはない。

 もっと器用に動けて、しかもタフで直線の長いロンシャンをこなすスタミナと瞬発力。オルフェにはこれが全て備わっていた。それでも勝てなかったのだ。今回の3頭はどの馬も、このいずれかが欠けていたのではないか。そう考えれば、この結果も仕方がない。

 ハープスターの松田博師は「いつものパターンで負けたのだからしようがない。もう少し行けていればと思うが、終わったことを言うつもりはない」。2頭出しの須貝師は「世界は甘くない。厳しい競馬だった」。

 なお、ハープの次走はジャパンCか有馬記念、ゴールドは有馬参戦が濃厚だ。

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