柴田大知騎手が語った ドン底からGIジョッキーへの軌跡

公開日: 更新日:

 丸2年も勝ち星のないドン底から、GIジョッキーへ。成績が下がり続けると早めに引退する騎手が多い中で、柴田大知は見事に這い上がった。13年はマイネルホウオウでGINHKマイルCを制覇して「忘れられない年」に。今回、あらためて競馬に乗れなかった過去、そしてこの一年を振り返ってもらった。

――13年は忘れられない年になったのでは。
「そうですね。これまでで最高の勝ち星を挙げられましたし、マイネルホウオウで初めて平地のGIを勝つことができました。充実した一年でしたね」

――06、07年と2年連続で勝ち星がありませんでした。
「それを考えたら信じられない話ですよね。今だから言えますが、当時は週末、トレセンで攻め馬ばかり。テンションが下がりまくってましたよ(苦笑い)」

――騎手を辞めることは考えませんでしたか。
「しょっちゅう考えてました。ほら、06年なんて乗ったのが52鞍でしょ。収入面で不安がありましたし、安定している調教助手に転向することも頭にはありました。辞めるのは簡単なんですよ。でも、絶対に後悔すると思って。だから、できることは何でもやろう、もがいてやろうと決めました」

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    「ブラタモリ」抜擢の桑子真帆アナ “金髪チャラ系”の大学時代

  2. 2

    巨人に漂う不穏な空気…杉内投手チーフコーチの「苦言連発」「選手吊るし上げ」が波紋広げる

  3. 3

    大の里、豊昇龍の両横綱も戦々恐々…「新怪物」加入で躍進止まらぬ伊勢ケ浜部屋の巨大戦力

  4. 4

    82歳で死去の橋幸夫さんが日刊ゲンダイに語っていた「佐川急便事件」と「統一教会」のバッシング報道

  5. 5

    星野監督は中村武志さんを張り倒した直後、3ランを打った隣の俺にも鉄拳制裁…メチャクチャ痛かった

  1. 6

    御三家の生き残り舟木一夫の“傷だらけの人生”と、兄貴分だった故・橋幸夫さんも太鼓判のサバイバル術

  2. 7

    小祝さくらは「加齢の影響」漏らしていた…ツアー6週連続欠場の深刻度

  3. 8

    (1)身内すらも“監視し欺く”情報統制…機密流出犯には厳罰、まるで落合博満監督のよう

  4. 9

    元幕内照強の“しょっぱい犯罪”に角界も呆れた…トラブル多数現役時代の「ヤンチャ」な素顔

  5. 10

    佐々木朗希いったい何様? ロッテ球団スタッフ3人引き抜きメジャー帯同の波紋