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てれびのスキマ 戸部田誠ライタ―

1978年生まれのテレビっ子ライター。最新著「王者の挑戦『少年ジャンプ+』の10年戦記」(集英社)、伝説のテレビ演出家・菅原正豊氏が初めて明かした番組制作の裏側と哲学をまとめた著者構成の「『深夜』の美学」(大和書房)が、それぞれ絶賛発売中!

「このままいたら」…元ももクロ早見あかりが才能開花させた今も選び続けるイバラ道

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 それでも早見は「ももクロのクールビューティー」としてサブリーダーでありながら、ライブではMCを務め、精神的支柱となり、ももクロを支え、なくてはならない存在になっていた。ももクロとして楽しむ余裕ができたことで周りが見えるようになってきた。すると皮肉にも「自分が思っているアイドル像みたいなものから、自分が全然かけ離れているような気がし始めた」(同前)。そうして、ももクロをやめる決意をしたのだ。

 脱退直後に参加したのが、佐久間宣行が手掛けた「ウレロ☆」シリーズ(テレビ東京系)だ。劇団ひとり、バカリズム、東京03という手だれの芸人たちに交じって、紅一点のヒロインとして客前一発本番のシットコム(シチュエーション・コメディー)に挑んだのだ。当然最初は添え物で十分という認識のキャスティングだっただろう。しかし、コメディエンヌとしての資質をすぐに垣間見せると、当初は短いセリフだったのが、どんどんとセリフの量が増えていった。ついには「アカリズム」としてバカリズムとの一対一のコントを披露する回まで作られた。

 冒頭の番組で佐久間は「(バカリズムが)コンビ解散以来、あの、コンビ組んだことあるの、あかりちゃんだけですから」と笑って振り返る。そして「中3から知ってる子が、不倫ドラマの主演やってるって」と感慨深げに言った。

「絶対に6人でやっていたほうが楽だってわかっていた」(「Quick Japan」vol.106=13年2月9日発売)が、あえて脱退を選んだ早見あかり。俳優になった今も、イバラの道を自ら選択し戦い続けている。

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