<第1回>日本のスラム街を、福祉タウンにしませんか?

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「孫 正義様、個人への支援陳情書」とのタイトルで、今年1月、ソフトバンクグループ代表の孫正義(58)に手紙が送られた。差出人の山本雅基(52)は、東京・山谷で日本で唯一のホームレスのホスピス施設「きぼうのいえ」を営むNPO法人理事長。

 ここでは「社団法人ハートウェアタウン山谷ホールディングス理事長」として、山谷を「日本の共生、福祉の最先端」にしようと発案。この壮大な福祉事業構想への参加を孫に求めている。目的はもちろん、経済誌「フォーブス」の世界長者番付に名を連ねる資産家の金だが、やみくもに頼んだわけではないらしい。山本が言う。

「この山谷エリアに、3090坪(約1万200平方メートル)もの区有地があるんです。旧郵政省の小包集中局跡地なんですけど、土地を所有する台東区の担当の方から内々に相談があり、『法人の誘致をしているのに皆さんご自分のことで手いっぱいで、どなたも動いてくれないんですよ。困りましてね。なにかアイデアがあるのでしたら、ご提案してみませんか? 予算措置もあり得ますよ』って言うんです。それで、そこを医療、介護、看護、孤児や児童養護などを兼ねた商業施設とする共生プランをまとめて、ご提案したんです。超高齢化に少子化、貧困化で日本は大変ですよね。そんな負の象徴のような山谷からスラム街をなくし、福祉タウンにしたらどうかというものなんです。このプランが孫さんの目に留まり、『ここに投資するぞ!』って叫んだという話が耳に入ってきたんです」

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