「百日咳」大流行のナゼ…4週連続で過去最多を更新、1週間で患者数が1.5倍に

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 急激な勢いで感染が広がっている。

 国立健康危機管理研究機構は30日、全国の医療機関から4月14~20日に報告された百日咳の患者数が前週から600人以上増え、1884人だったと公表した。1週間で約1.5倍だ。全数把握を開始した2018年以降、1週間の報告としては4週連続で過去最多を更新した。

 百日咳は感染力が非常に強く、激しい咳が続く細菌性の感染症だ。特に生後6カ月以下の乳児が感染すると重症化して死亡する恐れがある。大人にも感染するものの症状が軽いことがほとんどで、気づかぬうちに子供に感染させてしまうことがある。

 感染者数の急増を受け、全国保険医団体連合会(保団連)は先月25日、厚労省に百日咳の対策を求める要望書を提出。生後間もない子供の感染を食い止めるため、妊婦にワクチンを接種させ乳児に抗体を移行させる「母子免疫ワクチン」の推進などを国に要請した。現場の医師の間でも、警戒感が高まっている。

 なぜ、百日咳は大流行しているのか。

「新型コロナ対策の影響で百日咳の免疫を持つ人が減り、流行していると考えられます。加えて、薬の効かない耐性菌が増えていることなども影響しているようです」(昭和医科大学医学部名誉教授・二木芳人氏=臨床感染症学)

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