1泊3000円! 新潟県燕市のゲーセン付き格安ホテル「公楽園」に息づく“昭和の遊び心”

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 新潟駅から車でおよそ1時間。田んぼの真ん中を一直線に貫く国道116号を進んでいくと、突如「1泊3300円」の看板とともに、巨大なコンクリートの塊が現れる。そこが今回の舞台、「ホテル公楽園」だ。

 1976年に開業したこの施設は、1階にアーケードゲームやパチンコ・パチスロが並ぶゲームコーナーや食品自販機があり、2階には全9室の宿泊スペースが備わっている。周囲に民家はほとんどなく、広大な田園風景の中にぽつんと浮かぶその姿は、まるで時代に取り残されたかのよう。いまや珍レトロスポットとして注目を集めている。

 日刊ゲンダイ記者は夕方にチェックインを済ませると、さっそく名物の「ハムサンド」を自販機で購入。アルミホイルに包まれたパンは香ばしく、ハムとバターの塩気が絶妙に絡み合う。確かに、うまい。

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