著者のコラム一覧
田中幾太郎ジャーナリスト

1958年、東京都生まれ。「週刊現代」記者を経てフリー。医療問題企業経営などにつ いて月刊誌や日刊ゲンダイに執筆。著書に「慶應幼稚舎の秘密」(ベスト新書)、 「慶應三田会の人脈と実力」(宝島新書)「三菱財閥 最強の秘密」(同)など。 日刊ゲンダイDIGITALで連載「名門校のトリビア」を書籍化した「名門校の真実」が好評発売中。

慶応幼稚舎と早実初等部入試対策を立てやすいのはどっち? 命運分ける親の面接とペーパーテストの有無

公開日: 更新日:

早実初等部vs慶応幼稚舎(5)

 お受験の2大巨頭としてしのぎを削ってきた慶応幼稚舎と早稲田実業初等部。入試の難易度も群を抜いているが、対策を立てやすいのは圧倒的に早実のほうだというのが小学校受験業界の定説になりつつある。幼児教室経営者は「幼稚舎はともかく、時間があれば、早実には合格させる自信がある」と言い切る。

 両校の入試には大きな違いが2つある。幼稚舎にはないペーパーテストが早実初等部では実施され、「訓練次第でどうにでもなる」というのだ。もうひとつの違いは面接である。これも幼稚舎では行われていないが、早実では「合否の重要なポイントになっている」と幼児教室経営者は指摘する。

 早実初等部の入試は1次と2次がある。1次は巧緻性(工作等)、行動観察、ペーパー、絵画。合格すると別日に行われる2次に進み、面接によって最終合格者が決まる。

 25年度入試(24年11月実施)は男子受験者490人のうち123人が1次合格し、2次で81人に絞られた。女子は受験者468人→1次67人→2次47人となっている。つまり、面接で1次合格者の3分の1前後が振り落とされるのだ。この割合は例年、ほぼ一緒だという。

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