結婚に優柔不断な彼はいつ見限るべき?「私の時間を返して!」と嘆く女性たち

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コクハク

2年も待ち続けた末に…

 定期的に会い続けている仲の男性がいるけれど、今後のことについて話をしようとすると避けられてしまう。そんな悩みを抱えている女性が少なくありません。
 いつまでも待っていると時間が過ぎるばかり。優柔不断な彼をいつ見限るのがいいのでしょうか。

【内藤みかのあたらしいのがお好き】

 交際相手の結婚についての意思表示が曖昧なままだと、結婚願望がある女性にはとてもしんどいものです。「私と結婚する気持ちがあるの? それはいつ?」と問い詰めて、ケンカになってしまった話もよく聞きます。

 彼には彼のペースがあるのね、彼の準備ができるまで無理強いしないでいようと考えていたら、2年も経過してしまったというケースもあります。そしてその結果、「ごめんなさい結婚できません」と宣告されてしまい、「私の時間を返して!」と絶叫する女性もいるのです。しかし、失われた時間は戻りません。

いつかプロポーズされるかも
 このような失われた時間を抱える女性は少なくありません。「結婚できないのなら付き合い続けるんじゃなかった!」と激しい後悔に陥ってしまうのです。「待っていればいつかプロポーズされるかも」という淡い思いがあるため、別れを決意することができなかったのですね。

 本気で女性に惚れた時、多くの男性はその女性を見張るような行動にでます。どこに行ってたんだ、誰と一緒なんだ、などとチェックしたりして、他の男にその女性を取られまいと必死になるのです。もう心配したくないから一緒にいたいとプロポーズに至るわけです。

彼を安心させすぎちゃダメ

 しかし、プロポーズを待ち続ける女性の多くは、彼のことばかりを考え、外出も控えめになりがち。そのため彼は心配しなくなり、行動チェックすら怠るようになってしまうのです。火がついた状態からは遠くなってしまうので、結婚への勢いがつきづらい状態に。

 彼を追わせるようにさせるには、待つだけでなく外に出ていくのが早いのです。とはいっても単独行動では心配されないので、何かのサークル活動を始めるなどして、集団に属することが必要です。「陶芸サークルで器を作った」などと楽しげに話せば「そこに男はいるのか?」と彼も気にしてあなたを取られないための行動を始めるかもしれません。

婚活匂わせは自爆する
 待つ系の女性がよく自爆しがちなのが、サークルではなく婚活を匂わせてしまうところです。結婚したいあまり、彼に対して「婚活パーティーに申し込もうかな」「結婚相談所のカウンセリング受けてみたの」などとあおってしまうのです。

 婚活をチラつかされるうと、心配や嫉妬以前に、彼は圧をかけられていると感じてしまいます。「あなたが結婚してくれない不甲斐ない人だから私は婚活しなくてはならないのよ」と責められている気がしてテンションが下がってしまうので、やるべきではありません。

じゃあ、いつ見限ればいいの?

 とはいえ、彼が結婚してくれなかった時の保険に婚活をするのは大賛成です。彼のことばかりで頭をいっぱいにしているよりも、他の男性とお話ししたほうが冷静にもなれるでしょう。それにもしかしたら彼以上にいい男が見つかるかもしれないのです。ただし、婚活していることは彼にはナイショにしておくのがマナーです。

 では、待てどくらせど結婚しようとしてくれない優柔不断な彼は、いつ見限ったらいいのでしょうか。何年でも待てる人もいるので、それは人によって違います。大事なのは、「自分はどのくらいまでなら待てるのか」と自分なりに考え、期限を設けることです。

リミットを決めてしまうのも一つの方法
 たとえば「今年いっぱい待っても何の進展もなかったらもう終わろう」などと日時を心に決めることで、見切りをつけやすくなります。期限を設けていることは彼には言わないほうがいいでしょう。むしろ反発されてしまうことが多いのです。

 とはいえ、最近は新しいカップルの形として、結婚せず、週末同棲だけするようなスタイルも増えてきています。彼と一緒にいて幸せを感じるのなら、無理して結婚しようとしなくてもいいのではないでしょうか。

(内藤みか/作家)

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