【卓球・女子単】 早田ひなは高確率で銅以上…中国の分厚い壁を破れない時代は終わった

公開日: 更新日:

 前回の東京五輪で混合の金を含む4つのメダルを獲得した日本代表。今やメダルを取るだけではファンは納得しない強豪国となったが、そこに立ちはだかるのが卓球王国の中国だ。7月26日開幕のパリ五輪で日本代表はいくつメダルが取れるのか。金はあるのか。卓球コラムニストの伊藤条太氏に展望を聞いた。

   ◇  ◇  ◇

 中国は今回、かなりナーバスになっている。2月の世界選手権(韓国・釜山)女子団体決勝が象徴的です。東京五輪女子単金の陳夢(30)が早田ひなに初めて敗れ、世界ランキング(WR)2位(当時)の王芸迪(27)も平野美宇にストレート負け。エース孫穎莎(23)の頑張りにより中国は3-2で辛勝し、試合後に選手たちは泣いていた。あんなシーンは過去に見たことがない。五輪や世界選手権で金メダルが当たり前の王国が、どうにか歴史的敗北を免れたのです。しかし、中国は大舞台で苦戦した後は恐ろしく強い。中国を本気にさせた。そこはやっかいです。



■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    「おまえになんか、値がつかないよ」編成本部長の捨て台詞でFA宣言を決意した

  2. 2

    【原田真二と秋元康】が10歳上の沢田研二に提供した『ノンポリシー』のこと

  3. 3

    カーリング女子フォルティウスのミラノ五輪表彰台は23歳リザーブ小林未奈の「夜活」次第

  4. 4

    3度目の日本記録更新 マラソン大迫傑は目的と手段が明確で“分かりやすい”から面白い

  5. 5

    国分太一“追放”騒動…日テレが一転して平謝りのウラを読む

  1. 6

    福山雅治&稲葉浩志の“新ラブソング”がクリスマス定番曲に殴り込み! 名曲「クリスマス・イブ」などに迫るか

  2. 7

    「えげつないことも平気で…」“悪の帝国”ドジャースの驚愕すべき強さの秘密

  3. 8

    松岡昌宏も日テレに"反撃"…すでに元TOKIO不在の『ザ!鉄腕!DASH!!』がそれでも番組を打ち切れなかった事情

  4. 9

    年末年始はウッチャンナンチャンのかつての人気番組が放送…“復活特番”はどんなタイミングで決まるの?

  5. 10

    査定担当から浴びせられた辛辣な低評価の数々…球団はオレを必要としているのかと疑念を抱くようになった