著者のコラム一覧
田中幾太郎ジャーナリスト

1958年、東京都生まれ。「週刊現代」記者を経てフリー。医療問題企業経営などにつ いて月刊誌や日刊ゲンダイに執筆。著書に「慶應幼稚舎の秘密」(ベスト新書)、 「慶應三田会の人脈と実力」(宝島新書)「三菱財閥 最強の秘密」(同)など。 日刊ゲンダイDIGITALで連載「名門校のトリビア」を書籍化した「名門校の真実」が好評発売中。

「悠仁さまに一人暮らしはさせられない」京大進学が消滅しかけた裏に皇宮警察のスキャンダル

公開日: 更新日:

 東大という目標にまっしぐらに進んでいるかのように映る筑波大付属高校3年の悠仁さま。別の意外な候補が挙がったのは1年半前のことだった。京都大を視野に入れているとの情報が舞い込んできたのである。いつのまにか立ち消えになったが、再びこの案が浮上している。

皇室御用達の学習院を蹴ってまで東大を目指すのはなぜなのか。箔を付けるためではないのかとの批判が出ていた頃でした」と振り返るのは宮内庁OBだ。幼稚園~中学はお茶の水女子大付属、高校は筑付と秋篠宮さまと紀子さまが長男のために選んだのはいずれも難関校。「偏差値志向が見え隠れする」(学習塾経営者)との声が少なくない。「東大で何をやりたいのかという視点が欠けている」と宮内庁OBは嘆く。

 悠仁さまは周知のように、秋篠宮邸のある赤坂御用地でトンボの調査研究を続けてきた。昆虫学を究めようとする悠仁さまにとって、本当に東大がふさわしいのかとなると疑問が残ると、同大理系教授は首をかしげる。

「東大農学部には応用昆虫学研究室があるものの、立ち上がったのは戦後と歴史が浅い。元々の専門は殺虫剤の研究で、悠仁さまが目指す分野とは異なる」という。推薦制度を使ってまで東大を狙うとなると、世間の納得が得られるか微妙になってくる。一番の目的が東大のネームバリューと捉えられかねない。そこで新たに登場したのが京大だった。昆虫学に関しては、はるかにリードしているからだ。農学部の昆虫生態学研究室は約100年の歴史を持ち、いわば日本の昆虫学の総本山。理学部にも動物生態学研究室があり、昆虫を対象に成果を上げている。「悠仁さまが目指すのなら東大より断然、京大」との声も宮内庁の一部では上がっていたという。

■関連キーワード

最新のライフ記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    阿部巨人V逸の責任を取るのは二岡ヘッドだけか…杉内投手チーフコーチの手腕にも疑問の声

  2. 2

    渋野日向子に「ジャンボ尾崎に弟子入り」のススメ…国内3試合目は50人中ブービー終戦

  3. 3

    ソフトバンクは「一番得をした」…佐々木麟太郎の“損失見込み”を上回る好選定

  4. 4

    沢口靖子「絶対零度」が月9ワースト目前の“戦犯”はフジテレビ? 二匹目のドジョウ狙うも大誤算

  5. 5

    巨人・桑田二軍監督の電撃退団は“事実上のクビ”…真相は「優勝したのに国際部への異動を打診されていた」

  1. 6

    阪神「次の二軍監督」候補に挙がる2人の大物OB…人選の大前提は“藤川野球”にマッチすること

  2. 7

    国分太一が「世界くらべてみたら」の収録現場で見せていた“暴君ぶり”と“セクハラ発言”の闇

  3. 8

    恥辱まみれの高市外交… 「ノーベル平和賞推薦」でのトランプ媚びはアベ手法そのもの

  4. 9

    後藤真希と一緒の“8万円沖縄ツアー”に《安売りしすぎ》と心配の声…"透け写真集"バカ売れ中なのに

  5. 10

    沢口靖子も菅田将暉も大コケ不可避?フジテレビ秋ドラマ総崩れで局内戦々恐々…シニア狙いが外れた根深い事情