映画「さすらいのボンボンキャンディ」記念 原作小説を2人にプレゼント

公開日: 更新日:

 10月29日から公開される映画「さすらいのボンボンキャンディ」(ユーロスペースほか全国順次公開)が話題だ。原作の延江浩氏は、作家・村上春樹がホストを務める「村上RADIO」(TOKYO FM)などの番組を手がけるラジオプロデューサー、そして作家としての顔を持つ。彼の短編小説集「7カラーズ」(延江ローレン名義、水曜社刊)から、「さすらいのボンボンキャンディ」を映画化した。監督は映画「迷い猫」などの異才サトウトシキ氏。

 主演は「花束みたいな恋をした」「はい、泳げません」など、注目作への出演が続く影山祐子。相手役の原田喧太は本業がギタリストながら、父・原田芳雄を彷彿とさせる好演で注目される。

 主人公の仁絵(34歳)は、夫が海外に長期出張中で日々あてどなく街をさまよい、無為な時間を酒とともに流し込んでいる。彼女は電鉄会社の車掌マサル(48歳)と知り合い、互いに家族のある身ながら逢瀬を重ねる。

 ある日、マサルが仁絵の前から姿を消してしまい、彼女はほかの男たちと寝てみるが、心の空洞が埋まることはない。やがて仁絵はマサルの影を求めてさすらう──。

最新のプレゼント記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    元フジテレビ長谷川豊アナが“おすぎ上納”告白で実名…佐々木恭子アナは災難か自業自得か

  2. 2

    フジ・メディアHD経営刷新委に吉田真貴子氏の名前…"高級和牛ステーキ接待"で辞職→天下り疑惑の元総務官僚

  3. 3

    「(来季の去就は)マコト以外は全員白紙や!」星野監督が全員の前で放った言葉を意気に感じた

  4. 4

    26億円投入のお台場巨大噴水事業が「フジ日枝案件」と露見…小池都知事による激怒と錯乱と珍答弁

  5. 5

    (61)寅さんのおかげで子供4人を大学に入れることができた

  1. 6

    中居氏問題の根底にある「旧ジャニーズ」の大きすぎる存在…フジは“パイプ役”藤島ジュリー景子氏と関係断絶できるのか

  2. 7

    星野監督1年目…周囲から浮いても関係ない「今岡は変わった」と思わせたくてアップから全力だった

  3. 8

    石丸伸二陣営が会見で露呈したグダグダ…都知事選の公選法違反疑惑で事務局長が“新証言”、買収の疑い強まる

  4. 9

    今年のロッテは期待大!“自己チュー” 佐々木朗希が去って《ようやくチームがひとつに》の声

  5. 10

    【新連載】星野監督は講演会でいきなり「おまえはクソ生意気らしいから野村さんと全然あかんかったんやろ!」