パーキンソン病…治療薬の副作用は家族も知っておきたい
パーキンソン病の治療でレボドパと並んでよく使用されるクスリが「ドパミンアゴニスト」です。私たちの体の中には受容体というものが存在し、そこにホルモンや神経伝達物質などがひっつくことでさまざまな信号が細胞に伝わっています。アゴニストとは、そういった受容体にひっつくことで受容体を活性化し、本来のホルモンや神経伝達物質などと同様の作用を引き起こす物質のことをいいます。
簡単にいうと、アゴニストは受容体にひっつく物質の“そっくりさん”です。つまり、ドパミンアゴニストとは、ドーパミンに形がそっくりで、脳の中のドーパミン受容体を直接刺激して、足りなくなったドーパミンの働きを補うクスリなのです。前回紹介したレボドパが「本物のドーパミンになる材料」であるのに対し、ドパミンアゴニストは「ドーパミンのふりをして受容体にひっついて作用するクスリ」と考えるとイメージしやすいと思います。
効果の強さは一般にレボドパのほうがわかりやすい一方、クスリによっては比較的長く効きやすく、症状の波をなだらかにする助けになることがあります。このため、発症早期の一部の患者さんや、レボドパだけでは効き目が切れやすくなってきた患者さんで使われます。


















