インフルエンザワクチン接種で認知症のリスクが低下する⁉
近年、帯状疱疹ワクチンやインフルエンザワクチンの接種が、アルツハイマー型認知症(以下、アルツハイマー病)の予防に効果的である可能性が指摘されています。
ワクチンがアルツハイマー病のリスクを低下させる理由として、ウイルス感染を防ぐことで脳神経の保護作用が得られる可能性、ワクチンが免疫機能を調整し、脳内における老廃物の除去を促す可能性などが挙げられます。
一方、ワクチンに含まれる抗原(ウイルス由来成分)の量と認知症の関連性については、質の高い研究が限られていました。
そのような中、インフルエンザウイルスワクチンの抗原量と、アルツハイマー病の関連性を検討した研究論文が、神経学の専門誌に2026年4月28日付で掲載されました。
米国で行われたこの研究では、認知機能に障害がない65歳以上の高齢者15万3007人が対象となりました。研究参加者は、高用量のインフルエンザワクチンを接種した群(高用量群)と、標準用量の同ウイルスワクチンを接種した群(標準用量群)に分類され、ワクチン接種から最大で3年間におけるアルツハイマー病の発症リスクが比較されています。


















