(1)40~50歳代から筋力・バランス能力を鍛えよう
高齢になると転倒の危険性が増してきます。65歳以上だと3人に1人が1年間に1回以上転倒するといわれています。
転倒すると3人に2人は何らかのケガをし、多くは打撲や擦り傷などですが、約5%は骨折に至ります。それを機に身体機能が低下し、外出機会や食事量の減少などから、要介護になってしまうケースも少なくありません。
転倒により骨折する部分は、手首、腰、太ももの付け根。これらは年齢と共に増える傾向があります。特に女性は更年期や骨粗しょう症の影響から手首が硬くなり、骨も弱くなるため、ちょっとしたつまずきで手をついた際に手首を骨折することがあります。治療はギプスや手術などになり、不自由さが続きます。
腰の骨折とは、圧迫骨折のこと。転倒はもちろん尻もちをつく、重いものを持ち上げるなどのほか、骨粗しょう症の人では、くしゃみが原因になることがあります。治療はコルセットの装着や手術などがあります。
太ももの付け根には、大腿骨頚部という骨盤と接する大腿骨の頭の部分(骨頭)があります。若ければ、転んでも無意識に体をひねり受け身を取れますが、高齢になるとそのまま横に倒れ、太ももの付け根に直接衝撃を受け、結果、骨折リスクが高まります。治療は手術(人工骨頭置換など)が主になります。この手術は高齢でも可能ですが、手術に耐えるだけの体であることが必要です。


















