犠牲者の過去から葬られた謎を探る 「柩の狩人」大沢在昌著
「柩の狩人」大沢在昌著
新宿・歌舞伎町にある5階建ての東京油脂ビルで改装工事が始まったが、突然、4階の床が抜け、ビルが崩落した。営業中だった4階の中華料理店には20人近い客と従業員がいて、死者10人、負傷者8人の大惨事となる。
死者の中には背中に虎と幽鬼のような人物の入れ墨をした男や6つの名を使い分ける身元不明の女、そして新宿署の佐江警部補の後輩の刑事、滝慎二巡査部長がいた。だが、滝の配属先は池袋分駐所だ。私用で誰かと会う予定だったのか。
滝の別れた妻、山崎秋絵は、滝が昔、関わった事件を気に掛けていたという。それは18年前の未解決の通り魔殺人事件だった。
崩落事故を調べていた刑事が、犠牲者の過去から葬られた謎を探る警察小説。 (幻冬舎 2640円)


















