北海道・十勝で農園を営む夫婦を通して揺れる農村を描いた小説 「隣の畑は青々と」河﨑秋子著
「隣の畑は青々と」河﨑秋子著
北海道・十勝で橋本農園を営む修司は53歳。妻の亮子は小中学校の同級生だ。一人娘の千沙は農家を継ぐ気はない。
嫁いだばかりの頃、亮子が犬を飼いたいと言うと、修司の母に反対された。犬の散歩などすると「あそこんちの嫁さん仕事もしねえで」と言われると。
ある日、修司が「犬、飼うか」と言いだした。近所でコーギーの子が生まれたらしい。亮子は、飼いたいと言った。「農家の仕事して、家の仕事して、子どももほぼ育て終わって、その上で犬の散歩して、何が悪いのさ」。そして「飼いたかったもの。私は、ずっと」と付け加えた。
後継者問題や異常気象など、さまざまな問題に揺れる農村を描いた小説。 (U-NEXT 1980円)


















