二田一比古
著者のコラム一覧
二田一比古ジャーナリスト

福岡県出身。大学卒業後、「微笑」(祥伝社)の記者に。その後、「Emma」「週刊文春」(ともに文芸春秋)をはじめ、多くの週刊誌、スポーツ新聞で芸能分野を中心に幅広く取材、執筆を続ける。フリー転身後はコメンテーターとしても活躍。

巻き返し至難? 有村架純にみるヒットドラマ後のジレンマ

公開日: 更新日:

 1年の締めくくりを飾るドラマ秋の陣が始まった。秋の夜長のドラマ観賞。放送前から視聴者の関心も高かったが、今年もテレ朝は粒ぞろいの布陣。「女医から弁護士に代わっただけ」と放送前から揶揄された米倉涼子の「リーガルV」も蓋を開けてみれば、人気は健在だった。さらに安定した人気の水谷豊の「相棒」、沢口靖子の「科捜研の女」と続く。

 強力なシリーズ物に追いやられるように深夜枠となった嵐の相葉雅紀主演の「僕とシッポと神楽坂」も時間帯を考えれば6%台は大健闘。低迷していたフジの“月9”も織田裕二鈴木保奈美の「東京ラブストーリー」コンビを復活させた「SUITS」がヒット。復活の兆しが見えてきた。さらに話題のTBS日曜ドラマ「下町ロケット」も好発進。

 各局ともエース級ドラマの激突で高視聴率争いが注目されるなか、低視聴率で話題を独占しているのが、有村架純主演のTBSドラマ「中学聖日記」。

 放送前は番宣でバラエティーにも出演。ヒット祈願までしていたが、初回視聴率はなんと6・0%。昨年4月期の朝ドラ「ひよっこ」で大きく飛躍。「国民的女優」とまで呼ばれた有村だったのに、驚きの数字だった。

■関連キーワード

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1
    日本球界今オフを襲うポスティング地獄…“予備軍”もゴロゴロ、空洞化ますます加速

    日本球界今オフを襲うポスティング地獄…“予備軍”もゴロゴロ、空洞化ますます加速

  2. 2
    佐々木朗希とのただならぬ関係…陰で糸引く「黒幕」は大船渡高時代の韓国遠征まで追いかけた

    佐々木朗希とのただならぬ関係…陰で糸引く「黒幕」は大船渡高時代の韓国遠征まで追いかけた

  3. 3
    ついに国民年金65歳まで納付案が…政府がヒタ隠す「年金積立金250兆円」という都合の悪い真実

    ついに国民年金65歳まで納付案が…政府がヒタ隠す「年金積立金250兆円」という都合の悪い真実

  4. 4
    キムタクを縛り続ける《公称176cm》のデータ…「Believe」番宣行脚でも視聴者の関心は共演者との身長比較

    キムタクを縛り続ける《公称176cm》のデータ…「Believe」番宣行脚でも視聴者の関心は共演者との身長比較

  5. 5
    裏金自民に大逆風! 衆院3補選の「天王山」島根1区で岸田首相の“サクラ”動員演説は大失敗

    裏金自民に大逆風! 衆院3補選の「天王山」島根1区で岸田首相の“サクラ”動員演説は大失敗

  1. 6
    「白鵬の弟子」押し付け合い勃発! あちこちから聞こえる師匠譲りの不穏な評判

    「白鵬の弟子」押し付け合い勃発! あちこちから聞こえる師匠譲りの不穏な評判

  2. 7
    キムタクと9年近く交際も破局…通称“かおりん”を直撃すると

    キムタクと9年近く交際も破局…通称“かおりん”を直撃すると

  3. 8
    キムタク主演ドラマがまさかの1ケタ…“考察”慣れしすぎて王道スポ根が楽しめない?

    キムタク主演ドラマがまさかの1ケタ…“考察”慣れしすぎて王道スポ根が楽しめない?

  4. 9
    全国紙が全国紙でなくなる?「新聞販売店」倒産急増の背景…発行部数の激減、人手不足も一因に

    全国紙が全国紙でなくなる?「新聞販売店」倒産急増の背景…発行部数の激減、人手不足も一因に

  5. 10
    大谷は徹底した個人主義、思考回路も米国人…ゴジラ松井とはメンタリティーに決定的差異

    大谷は徹底した個人主義、思考回路も米国人…ゴジラ松井とはメンタリティーに決定的差異